LDで、「パピヨン」を観ました。名作ですよねえ。 | 「藍染 迅(超時空伝説研究所改め)」の部屋

「藍染 迅(超時空伝説研究所改め)」の部屋

小説家ワナビーの「藍染 迅(あいぞめ じん)」です。

書籍化・商業化を目指し、各種コンテストに挑戦しながら、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ、アルファポリスなどに作品を投稿しています。

代表作は異世界ファンタジー「「飯屋のせがれ、魔術師になる。」。

観たのは、昨夜のこと。
台風15号の影響が、ほぼ治まってからでした。

実話に基づく、この映画。
大変なお金をかけて、撮影したそうです。

仏領ギアナが舞台ということで、刑務所のセットもそれらしく、手の込んだものになっています。

何より、ロケーションがたいへんです。

「大脱走」のときの、イキのいいヤンキー兵士とは、また違った囚人像を、スティーブ・マックイーンが熱演しています。

独房に5年も監禁され、髪が真っ白になるほど弱り切った姿も、見事に表現していました。

背中が丸くなった感じや、力ない足取りなど、相当にリハーサルを積み重ねたのでしょう。

それでも、かつて読んだ原作の迫力には、追いつけていない気がします。
映画一本の時間では、長い長い監禁生活の実感を、観客に伝えるのは困難なのでしょう。

不屈のパピヨンを際だたせているのは、普通の人間であるドガの存在。
名優ダスティン・ホフマンが、この映画でも人間の弱さをうまいこと演じています。

ジワーっとくる映画ですね。