既にRaspberry Piにブレッドボードをつなぎ、赤外線LEDを制御することでエアコンのリモコンを模擬することはできていました。
しかし、使用している赤外線LEDの指向性が強すぎることと、流している電流が小さすぎるため、エアコンの受光部に精確に狙いを定める必要がありました。
それでは実用的とはいえないので、より高出力の赤外線送信回路を作ることにしました。
参考にしたのは、「ボクにもわかる地上デジタル」というサイトです。
そこで紹介されている「赤外線リモコン送信回路図(高出力)」というものを参考にしました。
ただ、それだけでは指向性が強すぎる問題を解決できなかったので、赤外線LEDの頭を切りとばし、やすり(爪切りの背中についているもの)でならして、光を拡散させるように細工しました。
これが非常にうまくいき、広い方向にリモコン信号を発信できるようになりました。

実は、LED用の光拡散キャップというパーツを利用してみたのですが、これでは赤外線が透過できなくなってしまい、まったく役に立ちませんでした。
それよりは適当なビニール袋を掛けてやる方が、いくらか効果的なくらいでした。
角度をうまく調節してやれば、エアコンと床置きのTVの両方を同じポジションから操作することもできました。
主な用途はエアコンになると思いますので、エアコンさえ操作できれば十分ですが。
つぎは、ユニバーサル基板上に実装モジュールを製作する段階に入ることになります。
Ras2への組み込みを考慮して、赤外線LEDの取り付け方法は融通の利くものにしたいと思います。
少し、Ras2が現実化してきたような気がして、心強くなりました。
これはすべて個人の成功体験である。