遠隔操作メール偽計業務妨害容疑者「猫大王」を考える。 | 「藍染 迅(超時空伝説研究所改め)」の部屋

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小説家ワナビーの「藍染 迅(あいぞめ じん)」です。

書籍化・商業化を目指し、各種コンテストに挑戦しながら、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ、アルファポリスなどに作品を投稿しています。

代表作は異世界ファンタジー「「飯屋のせがれ、魔術師になる。」。

「猫大王」とは、研究所長が勝手に名付 けた呼び名であるが、使いやすいので当 研究所ではこれで通したい。

警察および検察のITリテラシー不足を露 呈する契機ともなったこの事件は、社会的にいえば幾様にも解釈できる。 当研究所は社会派論者ではないので、現象的な部分にフォーカスしたい。

猫大王の行動経緯に悲しみを見る。

いわゆる世間の注目を狙った愉快犯とい うことになるのだが、意外と注目が少なかったので表に出てこざるを得なかったのだろう。

①コミケでの殺人予告:

僕はここにいるよというメッセージに思える。

世間のイメージでいえば、いわゆる「アキバ系」の人間像。
そういう人間が(自分が考える)国家権力と対等に渡り合えるという状況を喧伝したかったのだろう。

確実に捜査の目を自分に引き寄せてしまうことになる訳だが。

②猫に首輪:

ウイルス・ソフトを使いこなすだけでなく、ミステリーに出てくる怪盗のように神出鬼没の活躍を見せたかったのだろう。ルパン三世とか名探偵コナンの登場人物のように。

③猫カフェ:

本当に猫が好きだったんだろう。
(そこはどうでもいいことだが)


猫大王は、してやったりと思ったのか?

世間はそんなに熱くない。いたずらをした奴が捕まった、というくらいのリアクションしかないであろう。

猫大王は喪失感を抱くことになるだろう。

警察、検察の面目が回復することもない。
結局、この事件に解決はなく、勝者もいない。

弱者同士の争いほど、見ていて悲しいものはない。

弱者は弱者らしく、静かな波の上を渡るのが良い。猫のようにしなやかに、ひっそりと。

それでも猫は誇りを捨てない。
ずぶ濡れになっても、猫は王である。

猫好きならば、猫に誇りを学ぶべきである。


これはすべて想像の産物である。

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