下関探訪 | 「藍染 迅(超時空伝説研究所改め)」の部屋

「藍染 迅(超時空伝説研究所改め)」の部屋

小説家ワナビーの「藍染 迅(あいぞめ じん)」です。

書籍化・商業化を目指し、各種コンテストに挑戦しながら、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ、アルファポリスなどに作品を投稿しています。

代表作は異世界ファンタジー「「飯屋のせがれ、魔術師になる。」。

昨日(2013.01.19)、下関を散策してきました。観光のお付き合いで同行したのですが、中には興味深いスポットもありました。

■火の山公園

標高268メートル。関門海峡を眼下に展望。風が冷たかった。
砲台跡があったが、火の山と呼ばれた由来は、平安時代に烽火台として使われていたかららしい。

■功山寺

高杉晋作が挙兵した場所として有名。鎌倉時代創建の姿を残した国宝の仏殿が見事。
境内に開設された長府博物館も見学(入場料200円)。小さな建物なので内容には期待していなかったが、古墳出土の鉄器、長門国鋳銭司跡から発掘された遺物(和銅開珎の鋳型など)に興味をひかれた。

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■長府毛利邸

長府毛利家14代元敏公によって建てられた邸宅(明治36年)。なかなかに趣のある建築物(入場料200円)。
明治天皇の行在所としても使われた。敷地の一部は公園のように開放されていてほほえましい。

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■城下町長府

横枕小路、古江小路などかつての武家屋敷跡を通る小道を散策。土塀がゆかしい。

■乃木神社

乃木希典将軍の遺勲をたたえて祀られた神社。学問の神様とされていた。学習院院長を務めていた関係からか。乃木将軍の育った家が再現されていたが、座敷一間に土間の台所がついただけという実につつましいもの。当時の生活レベルとしては普通だったのだろう。

■忌宮神社

長門国二の宮。仲哀天皇、神功皇后が豊浦宮を建てて7年間過ごしたところと伝えられる。祭神は仲哀天皇、神功皇后、応神天皇。菊花紋が由緒を物語る。

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■唐戸市場

観光客で賑わっていた。新鮮な海の幸。10貫選んで800円というお寿司が人気を呼んでいた。寒い日だったのでふく雑炊(500円)も良く出ていた。

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中はこんな感じ↓
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■巌流島

いわずと知れた宮本武蔵、佐々木小次郎の決闘が行われた場所。旧名は船島。
思った以上に何もない。フェリー往復運賃400円。

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■赤間神宮

壇ノ浦の合戦の際、8歳で入水した安徳天皇を祀る。安徳天皇陵も境内にあり(非公開)。
水天門は竜宮城を思わせる華やかさで、逆に物悲しい。境内から海を見下ろすと、階段が作られていて海中へと続いている。水天宮となった安徳天皇が地上と海中を行き来できるようにという思いやりであろうか。

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「水天宮」とは安徳天皇のことを指しているということを、はじめて知った。

駆け足観光でしたが、下関に文化と歴史が数多く残されていることを実感した一日でした。