■自然環境が気持ちいいのはヒトが自然の一部だから
前回お話しした「帰巣本能」に似たような事象が「自然回帰」です。
ハイキングにウォーキング、温泉に森林浴にトレッキング。
河原でバーベキュー、公園でのんびり散歩、たまには芝生の上でお弁当広げるのもいいものです。
事業で大成功して手に入れるのは海の見える別荘にクルーザー、
ひっそり年金生活で家庭菜園に庭園巡り、
子どもの小さなうちに家族でキャンプなんてのもいいでしょう。
アウトドアでのレジャーに限らず、自然とふれあい親しむことは気持ちのいいものです。
日を浴び風を感じ緑と水辺で気持ちまでリラックスしますよね。
さてここで興味深いのは、お金持ちであろうが明日をも知れないカツカツの年金生活であろうが、共通するのは「自然とのふれあいは気持ちがイイ」ということです。
そう、人はどんな立場や境遇であっても求めるものは「自然とのふれあい」ですよね。
これぞヒトが自然の一部である証し、そしてその母体=母性への「自然回帰」です。
自然が好きで気持ちイイのは、まさに己が自然の一部だからなんですね。