好きだ。
でも、なぜだろう。こちらが惚れこんだら、相手が離れていくのではないか、とも考えてしまう。
ならいっそ、好きではないと、突っぱねたい。
形が歪み始める・・。
今回はなに色だろうか。
綿あめが、溶けて茶色になり、さらに糸を引き、地面へ届き、少しずつ茶色の円ができていく。
好きだという気持ちを出した私は、相手に対して都合よく期待している。
そうか、私は優しくしてくれる人が好きなのだな・・・。
そんな期待をする私は悪なのか。
否、裁判官は――――――。
そうプログラミングしなきゃ、生きてこれなかったんだよ。
私は水面から顔を出したくて仕方なかった。
はあ。
ははは、甘いにおいが大好きなやつらがやってきた。
脇から中心に向かい次第に黒くなる。
ぞぞぞぞぞ。
物の数時間、そこには割り箸が落ちているだけで、普通の道だ。
もっともっと時間がたつと箸も無くなるだろう。
形となった。
普通の日常だ。
綿あめをもった少女が現れた。
おいしいよ?食べる?と誘われたが、私は断った。
「お譲ちゃん、ありがとう。あなたの優しさで、おなかも心も満ち足りたよ。」
少女は、友達に呼ばれ私に別れを告げ走り去って行った。
私の身、心、共に軽やかであった。
少し空を見上げたが、また目線の高さに目を戻した。
一呼吸をし、私は確かな足取りで歩みを進めた。
色も形も、味も、匂いも、音も、何もかもなかったよ。
でも、涙は流れるんだ。
胸が重い。
そんな時、穏やかな風が優しく吹いた。
また、日常が見えたが黒くなった。
気持ちい温度の水が、私の胸の重みを胃へ押しやった。
はあ、
深く呼吸をした。
生きている。
やっと出会えた。もう、君を離さない。
・・・いや、離れても良いよ。
でも、君の形はここにしか当てはまらないように作られているんだ。
それだけは忘れないでね。
知ってるよ。わたし、あなたのことが好きなんだ。
傷つく心も、その痛みも苦さも知ってるよ。
まだ、知らないことなんてたくさんあるさ。
でも、この気持ちはあるんだ。
また、どこかへ行くかもしれない。いや、きっと行くだろう。
でも、きっちり当てはめて、当てはめられて行くよ。
カチッ