わたし的旬なアラカン生活
銀座の店の敷居もずいぶん低くなりましたが、並木通り沿いはいまだに銀座の格式、と言う言葉を思い起こす店が健在です。

エレベーターを7階で降りるとすぐ目の前がレセプションと言う、絶対に予約なしや一見さんを拒絶する店の入り口です。だからどうなの?と言うなかれ。ある意味今時、化石の様な店かもしれませんが、それが当り前で慇懃さが感じられないところが良い意味で「老舗」なのでしょう。

お値段はビーフシチューコース:9,800円 ステーキコース:12,000円 とそれなりで、コストパフォーマンスについては好みの分かれるところです。

静かで落ち着いた空間で古き良き友と語り合うおじ様達に、奥様の買い物に付き合わされて「今度は俺に付き合え」と食事をする老夫婦、等々残念ながらお若いカップルにはお勧めできない大人の空間・空気を満喫されると思います。


コースには「ポルチーニのグラタン」「アスパラガスのソテー」など数皿のあと、小川軒風の絶妙な舌触りのビーフシチュウが供されます。

ワインリストも多い方ではありませんが、食事が定番アイテムなので、飲物も壺を押さえた品揃えです。

万人向けではありませんが、仮に「銀座検定」が有れば、資生堂パーラーと並び、必ず押えるべき店になると思いますので、銀座を愛する皆様には是非ともお勧めしたいと思います。


わたし的旬なアラカン生活

月島のもんじゃストリートを外れて、聖路加側に大川端に向かった倉庫街の一角に有ります。

SO-HOのように倉庫を改装した店内は天井が高く、スペインレストラン、と言うよりユーロビートが流れる「クラブ」(語尾を上げる)の雰囲気です。

端正な顔立ちのギャルソンの皆様の中に陽気なスペイン人スタッフ(…と思ったらどうもイタリア人らしいが…)もいて、ラテンのノリでワイワイやるのが向いています。

伺ったのが休日なのでファミリー客、カップルが多いようですが、平日はフラメンコのショータイムが有るようです。

関連会社でワインや食材の輸入も手掛けられているので、三種カラスミの盛合せ、イベリコ豚等の生ハム、オリーブなどオードブル(タパス)系は大変充実していると思います。

名物のパエリアが炊き上がると大音響とともに大鍋を持って、客席を周ってサービスするパフォーマンスも一興です。

スペイン料理が初めての方も4千円位のコースが有るようです。

たまにはお仲間と非日常的な時間を過ごしては如何でしょうか。


わたし的旬なアラカン生活


昔々、芝の東京プリンスホテルの敷地内にプリンスヴィラ と言うドリアのお店が有りました(2年前位に閉店?)。

駐車場が広く三田にも近いので良くお邪魔していましたが、その跡地がベルギー発のベーカリーレストランに生まれ変わりました。朝食(7:30~)から営業しているので使い勝手が良さそうです。

焼きたてのパンやサラダ仕立てのサンドウィッチなど芝公園の緑の中で東京タワーなどを見ながらのお洒落な一時もたまには如何でしょうか?もちろん焼き立てパンはテイクアウト目当てのお客さまも多く、特に桜の時期は増上寺の花見客で大賑わいでした。(もっと早くアップすれば良かったのですが…)