銀座近辺は意外と蕎麦屋が少なく よし田、田中屋、長浦 位で、最低週一回はそばを食べるオジサン族にとって昭和通りを越えるとは言え、「流石」は値段は一寸高めですが銀座に得難い存在です。
本日はまだ猛暑のさなかでもあり、「揚げ花そば」と言うぶっかけそばを頂きました。揚げ玉、温泉卵、わかめ、きゅうり などに数滴の自家製ラー油が落としてあり、蕎麦つゆは最後まで飲み干せる薄味です。蕎麦自体は修善寺の名店「朴念仁」仕込みの十割ですが、かなり細めに仕上がっています。老舗と言われる店と違って個人のこだわりや主張が強く感じられる良いお店だと思います。
・・・と、ここからは一寸一言。
平日は11時半からの開店ですが、お盆の期間は休日扱いで12時オープンの模様です。たまたま早めに着いたお客様が炎天下の中で15分ほど待っていたのですが、12時に扉を開けた女性スタッフは「今日は平日なのに12時からなの?」との客の質問に対し「うちでは休日扱いです」とそっけない応対です。「お待たせしました」の一言もなく、食器を落として破片がお客様の方に飛んでも「失礼しました」も言わず、一同唖然としてしまいました。
他の所作は無難にこなしていましたが、どうも気持ちがお客様を向いていないお店の典型を見たような気がします。
オーナーや職人は素晴らしい仕事をしているのですが、従業員までが「うちは良い仕事をしている」と誇りを持つあまりに接客の基本を忘れている店は個人の店舗に見られがちですが、大変もったいないと思いました。
味の割にブログの評価が低いのもどこかバランスが問題なのでしょうね。
流石
東京都中央区銀座1-19-12 理研ビルB1


