幼児を連れての夕食は他のお客様の雰囲気を壊さないように気を使いますが、ここ美寿（bijoux ビジュー 宝物の意）は隠れ家風の和食の割烹ですが個室が有り幼児もOKが有りがたいです。
場所は日赤通りの女学館の角です。
店主が徳島出身という事で阿波牛と鳴門鯛など地元の食材を取り寄せているそうです。最近の物流の進化のおかげで東京でも珍しい食材が味わえる幸せな時代です。
アラカルトも良いのですが初めての方は５，８００円のコース（８品）もお勧めで、メインのチョイスも選択肢が広く（当然＋００円）、名物「フォアグラ・コロッケ」、白子のフリットなど変化球もまた良し。
土鍋で炊いた締めの鯛飯の二杯目はお茶漬けが絶妙でした。
スタッフの皆さんは節度あるフレンドリーな接客でとても気持ちよく過ごせました。
ワインリストにカリフォルニアの希少なワイン「RIDGE リッジ」がありびっくり。そう言えばRIDGEワイナリーは大塚製薬所縁で、徳島繋がりと言う事で納得。
「タテルヨシノ」（と言うよりはパリのステラマリス）のビストロです。
「ヒラマツ」は日本のフレンチがパリに進出してミシュランの ☆ ですが、同じ日本人シェフ吉野氏がオーナーのパリの「ステラマリス」は現地で ☆ を取って日本へ「タテルヨシノ」として凱旋されました。現在 汐留、芝、銀座の3店を展開しているのはご存知の通りです。
今年の4月に広尾でオープンしましたが、期待が高い反動か、特に提供時間やサービスに関してはあまり良い評判は見かけませんでした。新しい業態を立ち上げた場合は調理のオペレーションが安定するのには時間がかかる事もあるので、そろそろ様子を見に出かけてきました。
結論から申し上げればそろそろ予約が取り難くなりそうな予感がします。
確かにサービスが微妙にタイミングを外していますが、そこはビストロ、と割り切れば気にしすぎるのもどうかな、と思います。一般的にビストロはオーナーシェフや奥様が陣頭指揮をしているので「うるさい位」気が付きますが、こちらはスタッフは「タテルヨシノ」の若い方たちでしょうから、今後の成長を見守りたいと言うところでしょうか。因みに料理、ワインとも大変スムーズなサービスでした。
さて食事はかなり満足な内容でした。ビストロなので好きなものを銘々とも思ったのですが、スローサービスとのネットの評判が頭に引っ掛かり、5,600円のコースをお願いしました。本当はコースも魚、肉のチョイスが有りますが、あえてそれもお任せにしましたが、これは正解で各所に「ステラマリス風」が見られました。
・アミューズは定番の缶入り。本日はフグの包み揚げ レモン泡ソースで
・セップ茸 またはポルチーニ茸（伊）のスープ フォアグラを沈めて 香りを感じるように泡立てて提供されました
・パテ・アンクル-ト いかにもフレンチっぽい盛り付け
・サーモンミーキュイ 軽くスモークした分厚いサーモンを低温でじっくり焼いた「ステラマリス風」絶品！
・子羊のロースト
・デセール
アミューズの入れ物
住所：渋谷区広尾5-14-14（広尾の商店街の中ほどのパチンコ店を左折したすぐ左。一寸奥まっています。
ミシュラン２０１１では大阪のイタリアンは全滅でしたが、それでもイタリアンと言えば山根シェフの「ポンテべッキオ」の地位は最早揺るぎなく、先日オープンの「JR大阪ノースゲートビル」に３店舗を開き、存在感をアピールしたようです。概して地元で成功すると東京に上陸するのが多いようですが、山根シェフは大阪キタに拘っていたようでやっと出したミナミのお店も締めてしまいました。
そんなポンテベッキオから独立した若き大原シェフが２年ほど前にオープンしたのがこのお店で、今や予約の取りにくい店の一つです。
初めて伺ったので５，８００円のコースにしました。(正確な料理名ではありませんが…）
モッツｱレラチーズのフリット
季節の前菜９品盛り合わせ（ホタルイカ、ワカサギ、兎、他）
フォアグラのフラン（当店の定番）
パスタが２皿
・イカ墨のタリオリーニ＋魚介のラグー
・ジャガイモのトルテリーニ
メインは鴨のロースト、他のメンバーは岩手のポーク
値段の割に大変丁寧に作られており、且つ品数が多く女性が喜びそうです。（なぜそう思うか、突っ込まないでください）
ソムリエは最近シニアソムリエの試験にパスしたポンテヴェッキオ出身の女性で大変細やかな心遣いで、オジサン達の心をつかんでしまいました。（最後にボトル一本取るには多いかな…等と言っていると少しずつ２種類のワインをサービスして頂きました。）
若いスタッフながら高感度のサービスと味、値段のバランスの良さでこれからが楽しみなお店でした。
場所は海老蔵所縁の「バルビゾン」密集地帯のそばです。
住所：港区西麻布１－５－１６
