英雄 ~HERO~ でその存在を知り、
インファナル・アフェア で大好きになった
トニー・レオン主演の「ラスト、コーション」を見た。
コレを作ったアン・リー監督はグリーン・デスティニー で有名。
こちらもまた、大好きな映画。

主演の女優さんタン・ウェイは

あどけない顔から女の顔までみごとに演じてる。

チャイナドレス着てる時は気付かなかったけど

かなりスタイルが良い。

キレイな体をしていた。

口紅をきれいに塗りこんでいて

古典的な美しさも感じた。


トニー・レオンはずる賢く冷たい感じがよく出ていたと思う。

この人に正体がバレたら殺されるわな、という怖さもあった。


実はチラシで見るまで

濃厚な絡みシーンが話題の映画とは知らず、

R-18指定になっているのも

当日映画館のエレベーターの中で知った。


でもね。そうやって禁止しといて

どーせ大したことないのよ(問題発言)

たぶん、話題づくりよ。


と、アタシはタカをくくっていた。

前言撤回。これは激しい。

つか、ここまでやってしまっていいのか?

中国でコレは上映OKなのか?

と思うくらい。

中国って、そういうの厳しいよね?確か。

恥ずかしながら,

ほてった顔をして映画館を出た気がする。

絡みシーンのことはこれくらいに。


ストーリーは過激派スパイ(♀)が

相手に惚れちゃうミイラ取りがミイラになるような話。

描き方次第で陳腐な印象になりがちな話だ。


だけど、その葛藤、心理描写のようなものが

丁寧に描かれていて、引き込まれる感じ。

ずっと緊張しながら見た。

私は女性なので、やはりヒロインの気持ちに感情移入してしまう。


日本軍が上海まで迫ってきて

上海から逃れて香港大学に通うウォン。

その演劇部で知り合ったクアン(ワン・リーホン)に

淡い恋心を抱く。

クアンが企てた学生たちのレジスタンス運動に加担し、

当時政治的に権力を握っていたイー(トニー・レオン)に近づく。

彼を暗殺するために。


イーを誘惑し愛人になるためにウォンは

レジスタンス仲間の一人を相手にセックスの仕方を学ぶ。

それをズバリ描いていて、あまりにも痛々しい。

その直後、突然の出来事でイー暗殺計画は頓挫する。


3年後。上海で再び勉学にいそしんでいたが

クアンと再会。

プロフェッショナルな社会活動家の命令で

イー暗殺計画が再び持ち上がる。

ウォンは、イーに近づき、

イーの信頼を得る。


危ない目に合わせたくないという初恋の相手に

その言葉を何故3年前に言ってくれなかったの?

という言葉が切ない。


そして、穏やかに自分を見つめる

今まさに陥れようとしている男に

絞り出すように言う運命の台詞。


その末路の切ないこと。

激しく抱き合っただけに、よけいに切ない。


私だったら、易(イー)さんを助けただろうか?

助けられただろうか?

初恋のオトコを地獄に道連れにしてまで

易さんを助けたいだろうか?

それとも一瞬のためらいがそうさせたのか?


女は魔物、ってよく言われる。

そうかも知れない。

でも、女は愚か、とも言える。


ピアノを主体とした音楽も美しく

そして、切なくて好き。


ただねー、あまりに激しい映画で

知人に「おすすめ!」とか言って語れないのよー

もう、何度となく言われてるけど

hyper、あんたエロいよ!

と言われるのが、やっぱりイヤで(笑)

で、ここでぶちまけてみました。