3月16日の北海道新聞に載った
精神科医の香山リカさんの一文が
大きな反響を呼んでいるようです。
私は香山さんの価値観と合わなくて
文章を読んではいつも反発してるけど
この一文には全面的に賛同します。
『私たちができること』(抜粋)
被災地で実際に大きな打撃を受けた人が無数にいるのに、
そこから離れた場所にいる人までが、
トラウマで心身を病んでしまったらどうなるだろう。
助けの手を差しのべるべき立場にいる人が、
心のケアを必要とするようになる、といった事態は、
何としても避けなくてはならない。
これからは、日本中がお互いを支え合い、励まし合って、
立ち直っていかなくてはならないのだ。
そのためにも、まずすべきことは、自分で自分を守ること。
そうできる人は、ゆっくり体を休め、食事をきちんと取り、
お風呂に入って体をあたためる。
「被災地の人に申し訳ない」と思う気持ちもわかるが、
そうやって自分を維持することが
直接、被災していない人の義務だと思う。
「あなたの力が必要」と言われるその日に備え、
自分の生活と健康を守る。それが今、私たちにできる
最大限のことなのではないだろうか。