北方領土だけでなく樺太(サハリン)の帰属問題も
未解決であることは ほとんど知られていません。
それどころか、樺太(サハリン)の南半分が
日本領であったことすら知らないと思います。
日露戦争が終わった後の交渉で、
北緯50度以南が日本領になりました。
その境界線上には 国境を示す標石を置き、
幅10mにわたり森林を切り開いたそうです。
今日、北大の博物館で その標石を見てきました。
日本側には、菊の紋章 と 漢字 (「大日本帝国 境界」)。
ロシア側には、双頭鷲の紋章 と キリル文字 です。
国内で現存している標石は これ1つだけ。
(当時、この天文標石は 計4個 置かれてました)
根室市の資料館 が所蔵する貴重な資料です。
■ 「知られざる北の国境」 展 ■
平成21年12月18日~平成22年5月9日
北海道大学総合博物館2階 (北10西8)
* 複製品は 赤れんが庁舎や開拓神社で見ることができます。