深田久弥が 『日本百名山』 の中で
"豪宕、峻烈、高邁" の 風格ありと
褒め称えた 北アルプスの名峰 劔岳。
その劔岳の測量登山を題材にした映画
公開を2日後に控えた今日
共済ホールで試写会があった。
木村大作監督や浅野忠信さん、
香川照之さんの舞台挨拶もあり
会場の共済ホールは満員御礼。
だけど、映画は期待外れだった。
皇太子殿下がいくら絶賛しようとも
映画としては 駄作の部類に入ると思う。
確かに映像は溜息が出るほど美しく
"劔岳の風格"が伝わってくるのだけど
いかんせん人物の心理描写が雑すぎ。
違和感たっぷりで感情移入できません。
(´□`。)
それと、念願の劔岳に登頂したシーン。
演出が無さすぎて気付きませんてっ !!!
お口が ポカ~ン と あいてしまったよ。
終了後に観客を見たら 皆さん無表情。
感極まってるような人は見受けられず。
「やれやれ お疲れさん」 と いった感じ。
たくさんの映画評論家のなかで
おすぎの評論 が一番的確だった。
もし メイキング映像集が出るなら
映画そのものより感動するかもなぁ。