4/14(日)に川瀬巴水展(八王子市夢美術館)に行ってきました^^

 

 

 

 

1919~1938年の主要な作品達が一堂に会するという夢のような空間で1時間以上掛けてじっくり見て回りました^^

(全国津々浦々(四国以外)の美しい風景が四季折々様々な姿で描かれており、巴水ワールドにすっかり浸ってしまいました^^)

 

 

巴水さんは、雪の描写が美しく、上空から穏やかに降っているのか、吹雪になっているのか、木版画とは到底思えない程、丁寧且つ生き生きと描かれています^^

 

 

また、夕暮れ時の「赤」の使い方が非常に秀逸です。何段階も細かく明暗を使い分けているため、本当の夕焼けを見ているような錯覚に陥ります。

 

 

闇夜を照らす月の描写も魅力的で、川面/湖面に揺らいで映し出された電柱や建物の姿が正確且つ緻密に表現されています^^

 

 

桜の花の描き方に関しては、細かくなく、大雑把に色で全体を塗りつぶしている印象を受けつつも、絵としては説得力を持った綺麗さを纏っているという不思議さに凄みを感じました^^

 

 

様々な作品を全て見終わった後に、結局ベストだった作品は何かと問われたら、間違いなく「芝増上寺」(東京二十景)を挙げます!!!

 

 

恐らく、一番有名な絵だとは思いますが、最前方の木の葉上や幹に雪が被さっている様子、最後方に屋根部分に積もった雪と増上寺の朱色のコントラスト、構図上で手前の木と後方の増上寺に挟まれる恰好になって中腹に存在している通行人が差している傘の上に程良く積もる雪が、立体感と色合いの美しさを巧みに表現し、互いに調和させ合うための構成要素として配置されております^^

 

 

木版画でこれほどの逸品に巡り合えるとは、本当に幸福なことです^^

 

 

木版画に興味のある方は、是非見に行ってください^^ おススメです!!!

 

 

PS:グッズは、特に気に入った作品のクリアファイルやポストカードを複数枚購入しました^^

(眼精疲労時の保養グッズとして大いに活用したいと思いますwww)