サッカーの2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会は13日、サルバドルで1次リーグB組の試合を行い、前回王者で優勝候補の一角とされるスペインがオランダに1─5で惨敗した。

2010年W杯南アフリカ大会の決勝の再戦となったこの試合は、前半27分にシャビアロンソのPKでスペインが先制。しかし同44分にオランダがロビン・ファンペルシーのゴールで同点とした。

後半8分にはアリエン・ロッベンのゴールでオランダが勝ち越し。これで勢いに乗ったオランダはロッベンとファンペルシーがともにもう1点ずつ加えるなど後半に4得点の猛攻を見せ、4年前の雪辱を果たした。

スペインのビセンテ・デルボスケ監督は試合後、スペインのテレビに対して「オランダがわれわれのディフェンスのボールを積極的に狙い、スペースをたくさん見つけていた」とコメント。大量失点で苦しい立場に追い込まれたが、「次のチリ戦(18日)で巻き返せるようにやってみたい」と語った。

オランダは18日にオーストラリアと対戦する。