民権桜 | タイスケさんのブログ

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うちのすぐ近くの公園「西ノ丸公園」。
毎年春になるとみごとに咲き誇り楽しませてくれる立派な枝垂れ桜があるのだが、
先日の高知新聞にそのいわれが掲載されていた。


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---以下転載---

 東日本大震災の被災地、福島県と高知県を結ぶ桜が今、高知で見頃を迎えている。高知市塩屋崎町1丁目の潮江西ノ丸公園のシダレザクラ。自由民権運動を縁として植えられた〝民権桜〟だ。
 福島県三春町にある国の特別天然記念物「三春滝桜」(樹齢千年以上)の苗木から育った桜。高知市立自由民権記念館の元職員によると、1986年、三春町の歴史民俗資料館から高知市に贈られた10本のうちの1本という。
 高知と福島は明治の民権期に縁が深く、とりわけ三春町は〝東の発祥地〟と言われた。三春の民権家、河野広中は板垣退助、植木枝盛らと親交があり、同公園には、三春に招かれた土佐の民権家、弘瀬重正の顕彰碑も立っている。
 今回の大震災では、内陸の三春町でも3人が死傷し、住家の被害も1300件以上。町は福島第1原発の西約50㌔にあり、原発の周辺から避難してきた人ら約1400人が今も仮設住宅で暮らす。
 桜の由来を知っている人は西ノ丸公園の地元でも少ないが、近くの今橋幸雄さん(91)は「昨年は桜の故郷が被災した。桜が嘆いているようで、私も胸が痛んだ」。ほぼ満開になった桜を、目を細めて見守る。
 三春町観光協会によると、本家の滝桜は4月中旬の開花予定。