5月14日に39県で緊急事態宣言が解除になり、21日に近畿3府県が解除になり、25日に首都圏4都県と北海道が解除。

 

じゃあ授業が始められるじゃんビックリマークとはならない。近隣のほかの学校にも話を聞いて、分散登校という方針は決定。

経営陣からの提案は、小学校とかでもよく行われている2部制。

クラスを半分に分けて、同じ授業を2回するパターン。

 

でも私ともう1人の先生が反対。

なぜなら学生が「もっと長く勉強したい」と言っていたから。

もちろん全員がではないけれど、勉強したい学生の気持ちを汲んでやりたい。

でも学校に来てもいい人数は半分。さあどうするか。

 

考えた方法はオンラインPCと教室で並行授業。半分が教室に来て、半分がオンラインで、同じ内容を同じ時間にする。

 

オンラインの映像はテレビに繋いで教室で見られるようにした。

最初は教員の声が聞こえやすいようにマイクカラオケを使ってたんだけど、そうすると教室の学生の声がオンラインの学生に聞こえないので、途中からはマイクなしにした。

それでも後ろのほうの学生の声は拾えないので、そういうときは教員が繰り返して。

 

 

オンラインの学生に板書が見えているか音が聞こえているかを気にしながら教室での授業を回すのはなかなか疲れた汗

オンラインの学生が置いてきぼりにされていると感じないように、教室とオンラインと交互に当てるようにした。

学生も慣れてくると教室とオンラインと入り乱れて会話するクラスなんかも出てきたりして、思ったよりは全員登校と変わらない感じ。

 

でも本当に疲れる。疲労度半端ないゲッソリ

あと、書く学習はどうしても教室の学生に偏ってしまう。

そこそこまとまった文だったら写真に撮らせて画面共有という方法もあるけれど、漢字1文字書かせるのとかでそれはやってられない。

 

あと、パソコン操作になれていない年配の先生音が切れているのに気づかないで授業が進んで行ったり、オンラインの学生が返事するのにタイムラグがあって教室が微妙な雰囲気になったりということはある。

でも、制限がある中で提供された授業としては悪くなかったんじゃないかなという自己評価照れ

 

テレビ会議システムアプリを使用した双方向のオンライン授業が始まって、早5週間。
この5週間の諸々を書いてみる鉛筆


私が担当しているのは上級一歩手前のクラス(仮名A)と初中級クラス(仮名B)。
 

Aクラスはほとんどの学生がウェブカメラを常にオンにしている。
が、半分ぐらいの学生は、映っているのが天井。
+で頭のてっぺんとか。
みんなの家の天井について詳しくなってしまったさw

最初はそれが不思議でしょうがなかったんだけど、理由がわかった。

スマホを机に寝かせて授業を受けているからだ。
ならオフでも変わらないわけなんだけど、みんながオンにしてるからオフにしづらいんだろうな。

学生の中にはオンライン授業のためにWi-Fi環境をグレードアップした子や、机と椅子を買った子もいる。

意識高いな~。素晴らしいニコニコ

このクラスは教室での授業でもみんなが仲良くてお互いにいい影響を与え合っているクラス。それはオンラインでも変わらない。

質問も出るし、答えに詰まった学生がいたら助け船が入るし、冗談&ツッコミもある。

だからか学生も「早く学校に戻りたい」とは言うものの、オンライン授業の教育効果が低いとは感じていないよう。



Bクラスは出席を取るときはカメラをオンにしているけれど、ずっとオンにしているのは1/5程度。

オンにしている学生は概して教室でも意欲が高い学生。
オフにしている学生の中にはネット事情でしょうがなくっていう子もいるのだけれど、環境をよくしようとまでは思わないみたい。
Aクラスよりも経済状況財布がいい学生が多いにも関わらず。 

で、学生同士のコミュニケーションもあまりないものだから、話をちゃんと聞いてくれているのか否か不安になるあせる
できるだけいろんな学生の名前を呼んで、聞いているかわかるか確認しながら進めてはいるのだけれど。

この呼びかけはリスクでもあるなと感じる。
カメラをオフにしていて、呼びかけても返事がないと、なんとなく雰囲気が悪くなる。
ある学生は、その空気が嫌だと言っていた。
でも出席とみなす以上、名前を呼ばないわけにはいかないし。
教育者としてこんなことを言うのはなんだけど、サボるならせめて上手くやってくれ…と。

こういう学生は課題も出してこないので、出席率が酷いことになっている。

ルールは何回も伝えた。
あとで泣いても知らんぞむかっ



●オンライン授業のいいところ
・いつもよりもさらに授業内容を工夫する
学生ごとに違う環境の中で確実に伝わるように、端的な説明を心掛けたり視覚教材を多用したり。

もちろん普段から工夫してはいるけれど、切実さがある分気合の入り方も違う。
対面授業を想定した学費でオンライン授業で満足してもらう、せめてクレームが出ない質を保つためには、内容的には対面より上じゃないといけないと思うので。
だから準備には時間がかかる。大変。


・学生の生活環境がわかる
ウチで使っているアプリは背景を変えられないものなので、部屋の様子がよくわかる。
きちんと片付けている子、ぐちゃぐちゃな子、恵まれた環境の子、そうじゃない子
日本語学校は生活指導も業務のうちだったりするので、これは有益な情報だと思う。
具体的にどう生かすかは、まだ考えてはいないけれども。



●オンライン授業の悪いところ
・学生の反応がよくわからない
やっぱりこれはどうしても生じてしまう。特に中の下あたりのおとなしい学生の反応がわかりにくいのが困る。
授業中に理解できているかを尋ねると、特定の学生が反応する。
うん、あなたたちのことは心配していないよ!っていうような学生たち。
その下の、授業進度の指標になるような層。
そこの反応が知りたいわけだ。
教室だと、顔を見ていればわかるのにな…。


・聴解や読解の授業がやりにくい
聴解は想定内。普通に音の質の問題。
パソコン上で音声の共有ができないアプリなので、実にアナログ的にwebマイクをCDプレーヤーに近づけて音を拾っている。
なかなかクリアには聞こえないようで、Aクラスの上位層は聞き取れるけど、それ以外にはかなりの難易度のよう。
そして答えを出せない学生の理由が音質なのか聞き取る力なのか内容理解なのかがわかりにくいのも問題。

読解は個人的に想定外。
教材をweb上で共有した時に、スマホで見ている学生には文字が小さすぎたり、拡大すると見える範囲が狭まったりで読みにくいんだそうな。


とまあ利点欠点あるんだけれど、やっぱりみんなと直接会って授業がしたいなー。
コロナが早く収束して欲しいし、今後二度とこんな状況にはなってほしくないなー。

久々のつぶやき。それも久々に仕事の話。

見る人が見れば身バレする。ちょっとドキドキ。

 

 

さて。

本学では2週間前からオンライン授業開始パソコン

週頭に決定して3日後に開始という、恐ろしいスピード感新幹線

それはそれは大変だった。。。

 

 

一応それ以前から「オンライン授業になる場合を想定して」、アプリの調査はやっていた。

で、無料で使えて時間制限のないアプリ(zoomの次ぐらいに有名?)を使うことに決定ビックリマーク

 

オンライン授業切り替えが決まった翌日に学生を集めてスマホにアプリをダウンロードさせた携帯

スマホは全員持ってるからね。

同じアカウントでPCでも使えるので、持っている子は実際の授業はPCやタブレットで受けていると思う。

 

ネット環境も予め調べてあって、Wifi引いてるかスマホのデータ量が20GBとか50GBって学生がほとんどだったので、踏み切れたってのもある。

Wi-Fiがなくてスマホのデータ量も少ない学生は学校に来て学校のWi-Fiを利用してもいい。

実際にそうしているのは各クラス平均で1人にも満たない。

 

 

授業開始までの準備期間は2日滝汗

カリキュラムを組み替えて、非常勤に連絡するのが精いっぱいDASH!

初日と2日目の授業は「練習期間」として、かなり軽めの授業内容にした。

 

非常勤の先生は初回は学校に来ていただいて、アプリの使い方を説明しながら授業。

私たちだって手探りの中、どうなることかと不安でならなかったけど、結論としては思いの外うまくいったグッド!

 

初日は手間取って授業時間にログインできなかった学生が数人いたけれども、10分もかからず全員勢ぞろいニコニコ

もちろん学生によってネット環境がよくない学生もいて、ログアウトしてはログインってのを繰り返す学生もいる。

ウェブカメラをオンにしていると重くなるらしく、カメラを切ってしまう学生もいる。

それで授業開始後の点呼の時にはウェブカメラをオンにすることをルールにして、あとはオフにしていてもいいけれど、先生に言われた時にはオンにしなきゃならないことにした。

先生の呼びかけを2回無視したら、早退扱い。

 

 

授業のやり方は、半分がオンタイムの遠隔授業で、半分が課題提出。

課題はあらかじめ決まっているものに加えて遠隔授業でやりきれなかったものも。

 

内容は文法中心でやっている。音声教材の共有ができないので、聴解はできていない。

画面越しにCDを流すっていうアナログな方法も試してみたけれど、音が割れて聞こえてしまうようでうまくいかないえーん

 

それでも予想よりは対面授業に近い状態でできている。

教材を使っての会話練習は問題なくできるし、中上級クラスでディスカッションもできるかと試してみたら、問題なくできた。

学生同士でも顔が見えているので、ライティングをしながら雑談したり、他の学生の発言にチャチャを入れたりもしている。

 

 

大変なのは、対面授業よりもさらに発言する学生に偏りが出てしまうこと。

教員がよっぽど意識して色んな学生に話を振らないと、おとなしい学生は発言しない。

やる気の差も顕著。

 

でもまあやる気のない学生はどうしたってないっちゃない。勉強したい学生の欲求を満たしてやるのが大変。

対面に近くても対面じゃないから100%は伝わらないので、その差分を補うために、密度を濃くしなきゃならない。

それで課題が重めのものになる。

学生も大変だけれど、教員も大変。

そのチェックに追われる毎日ゲッソリ