血液の色いろ

 

 

 

こんにちは!

 

生き物に学ぶナビゲーター

岡幸子です。

 

 

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前回

 

エビの血は青い

 

ことをお伝えしました。



加熱前のエビの身はほぼ透明です。

むしろ、殻の色素で赤っぽくも見えます。

 


青くない…ですよね(^_^;)

 

実際、私も生きているエビの

青い血をみたことはありません。

 

 

それでも、生物学では

「エビの血は青い」ってなるんです。

 

いったいなぜ??

 

 

 

 

血液の一番大事な役割って何でしょう?

 

酸素を運ぶことですね。


じつは、血液の色って酸素

結びついているか」「いないか」で変わります。

動脈血」と「静脈血

電気のスイッチを「入れたり」「切ったり」するようなものです。



人間の場合、赤血球に含まれる
ヘモグロビンという色素が酸素を運びます。



これ、酸素と結合した
スイッチオンのときは鮮やかな紅色ですが、

酸素を離した
スイッチオフでは暗い赤色に変わるんです。



※左が静脈血、右が動脈血(ブタの血液で実験)
 ヘモグロビンは二酸化炭素が多いと、酸素を離す性質を利用






一方、エビにはヘモグロビンがありません

よく似たヘモシアニンという色素をもっています。


これがスイッチオンでは青色に、
オフでは透明になるんです。


エビの血液がスイッチオンになるのは



生きて呼吸をしている時だけ!

 

 

しかもエビには、

動脈と静脈をつなぐ毛細血管がありません


酸素と結びついて青くなった血液が

エラから出るとあっという間に薄まって
ほぼ透明に見えてしまうんです。


それでも、スイッチオン

つまり酸素と結びついたら青色になるので

エビの血は青い」ってなるんです。

 

 

 

ちなみに、イカ、タコ、カブトガニなども

ヘモシアニンが酸素を運ぶので青い血の仲間です。

 


ヘモシアニンは色素(タンパク質)ですから
加熱しなければ、本体が死んでも性質は変わりません。

 

そんなわけで、死んだエビに実験室で

 


酸素を吹き込むと…
体内が青くなる
んです!

 

 

それはこの目で見たのですが、写真が手元になく…

 

多分、前の職場に残っているはずなので

今度行ったらゲットしてこようと思います!



ところで、エビが青かったら…不思議と食欲湧きません。






私だけでしょうか??

 

 

 

 

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