迫り来る食糧危機 生産編(涸れる地下水) | Pro-○○○ & Anti-○○○

迫り来る食糧危機 生産編(涸れる地下水)

テレビで、
井戸を掘る海外青年協力隊の隊員たち、
井戸から出る水に大喜びする地元の人々、
なんてシーンを見たことありませんか?

井戸は、地下水があれば水を汲み上げることが出来ますが、地下水にも限りがあります。
過剰に汲み上げると、川の水と同様に地下水が減って水位が下がっていき、最後には涸れてしまいます。
例えば、インドのグジャラート州北部では、地下水位が毎年6メートルも低下しています。
Chinaやアメリカの地下水位も低下しています。
サウジアラビアでは地下水層が涸れてしまいました。

地下水の枯渇は、それに頼っている農業にも大打撃を与えます。
何万年以上も掛けて蓄えられてきた化石水と呼ばれるアメリカの地下水層も、過剰な取水により減少が著しく、そのため灌漑面積は1980年から24%も減少しました。
元々、雨量の少ない地域を穀倉地帯に変えたのが豊富な地下水だっただけに、地下水が涸れるとすぐに荒れ地に逆戻りします。

地下水の多くは過去の遺産にあたるので、使った分だけ減ってしまうのです。
地下水を代替する多量の水を確保できないと、現在地下水を使って灌漑している大部分の農地は放棄せざるを得なくなるでしょう。