2013年

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 この年も横浜の母の家で箱根駅伝を見ることになる。

 山梨学院大学は2区で新留学生のオムワンバが12人抜きの走りを見せるなどして、往路序盤は上位でレースを進める。

 しかし私は、自らの精神状態を省みて、そのうち順位を落とすだろう、と予想していた。

もっと言えば、順位を落とすことを願ってすらいた。「心はプルシアンブルー」を心の拠り所とする以上、ここで山梨学院の選手に好走されては困る、という考えからである。

(もはや自分は山梨学院ファンですらない)

 そう思うとたまらなく悲しい気持ちになった。「心はプルシアンブルー」のことなどなにも考えていなかった昔のことが懐かしくなったものである。

 結局、予想通り4区、5区で苦戦し、シード圏外に順位を落とす。

 復路では、9区牧野俊紀、10区福沢潤一が懸命の追い上げを見せたが、シード権には届かず11位に終わった。

 強い向かい風の影響で伸びなかった11時間28分24秒というタイムや、復路に入って一度もシード圏内に入れなかった事実は、1年間の精神状態の低迷を物語っているように感じられた。

 また、総合順位で山梨学院は神奈川大(17位)を上回り、海外小説ジンクスはこの年も継続された。そして例によって2013年も早々に海外小説の読書がなされた。