今日の大谷は5打数3安打だ。27号ツーランもかっ飛ばして気分も爽快だったろうと思う。このツーランで3対2とリードされていた試合を4対3と逆転していたのだ。しかし8回と9回に1点ずつ入れられて再逆転されていた。

 

そして9回、まずラストバッターのラックスが見逃し三振で倒れて1アウトとなり1番打者の大谷の打席となった。2ストライクとなってから次の高目を満振りにバットを振りまわして三振となった。これで2アウトだ。あと1アウトで試合終了で負けてしまう。ここで強力な3人が登場する。スミスとフリーマンそしてヘルナンデスだ。スミスは最近でこそ調子が落ちて打率もかなり落ちてしまったのだが4月ごろは3割5分も打っていた打者であり最近少し調子を戻していた。この状況でセンターのフェンス直撃の2塁打を放ったのだ。当然相手投手はクローザーで17試合連続無失点の投手だった。

 

ドジャースのベンチは一気に盛り上がった。そしてドジャースの土壇場での強さが発揮されたのだった。まず次のフリーマンもタイムリー2塁打を打ってスミスが帰り同点となった。次の4番打者はここぞという時に力を発揮するヘルナンデスだ。そしてとうとう勝ち越しタイムリーを打ってフリーマンが帰りサヨナラで試合終了だ。こうして大谷の27号ホームランが勝ちゲームの祝砲となった。めでたしめでたしの試合だった。ドジャースのスタンドに火の鳥が大きく羽ばたいたのだった。