木工細工の作品として作った神輿の土台と小さな神社を並べて眺めていた。そして気が付いた。これは神輿の土台の上に神社を乗せれば見栄えがするのではないか。乗せるだけなので早速乗せてみた。思った通り、この存在感は何だ。これは傑作ではないか、ただ乗せただけなのに。思わず、「見とれてよだれて鼻垂れて」、と高校時代のフレーズが蘇った。

もう堪らずセメダインでくっ付けてしまった。ただ乗せただけの3番目の木工細工の作品が、安直に、出来てしまった。

 

そしてもう1つ。ネットを調べ続けていて見つけた作品、車輪が付いた神輿セット。これにはショックを受けた、全く思いもしなかった作品を目の当たりにしてしまった。驚きようは尋常ではなく、何で思いつかなかったんだ、と何故か悔やむことしきり。大事なことで誰かに先を越された思いが、後悔の原因であった。だが冷静な自分がいて、曰く、「こら、さっさと作らんか」と。早速制作に取り掛かった。