ふっと青空にもどる瞬間はあるものの、吹雪の中なでら山を一周しました。ヒヨドリが1羽横切っただけで、あとはいつものニホンザルの群しか見つけられませんでした。

船坂の群には2つの発信器がついていて、一つが大森山森林公園の奥あたりから電波を出しています。粘りましたが姿は見られませんでした。もう一つは笹野の道沿いにいました。ベンケイツリフネの群落がある杉林のそばで、枝を手繰り寄せては樹皮を食べていました。ここはノウサギの足跡がたくさんあって、リスの足跡もあり、よくキジなども見る場所です。杉林を避難場所に使っているのでしょう。

さて、この2つの発信器の距離感です。「冬なので」群が大きく広がって餌を探していて、その先頭と末尾ということなのか。「冬なので」群が小さなグループに分かれて生活しているのか。はたまた季節とは関係なく群が分裂したのか。いろいろ考えられます。

 

小野川の群も電波のピークの場所を何度か往復して、遠目にやっと姿を見つけました。

鷹山堂の裏にある土手の斜面で、吹雪の風を避けているようです。竹林が防風林になっています。