01早稲田大学を日本国家に近づけるのか(公教育としての大学という位置づけ)
02早稲田大学そのものを日本国家に対抗する自立したシステムにするのか(ある意味では大学の国家化)
これらはまったく異なるとおもう
単純に学費という観点からみたときには、前者によって国家から資金を再分配されたほうがいい
「私学の雄」「学の独立」ということを言うときには、後者を目指すことになる
国家は国家に対して存在するのだから、大学をそのまま独立させたときには長期的には非国家としては維持されずにたんに国家化するだけである
パリ・コミューンやソ連を想起すれば明白である
政治的自立→学生自身による大学政治
経済的自立→大学の私企業化?その補完としての消費者連合
社会的自立→互酬性(贈与-返礼関係)の構築
・大学政治への参加、学部自治会、サークル連合、教員労働組合、当局なき学生学友交歓空間
・学生運動の消費運動化(条件は学歴主義撤廃)
・早稲田ナショナリズムという迂回(「よき早大生であることはよき市民であることである」)