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東大受験生へのメッセージ
雲 何事もそうだと思うんですが、やらされているという意識で
やっていてもダメです。試験があるから勉強しなければいけない、
そういう義務感というか押し付け感を持っているのはよくないと
思います。そうではなくて、勉強自体を好きになっていって欲しい
ですね。どんなことでも好きで打ち込めるものが本当に身につく
のだと思います。私は数学を教えているので、もちろん数学を
好きになってもらいたいと思いますが、問題を解くことによって、
今まで気付かなかった数学の論理構造とか、人間の偉大さと
いえば大げさですが、こんな難しいことまで理解することが
できるんだという感動を味わってもらいたいと思います。
大島 東大に入ると自分に得だとか、ただ何となく東大に
入りたいと思っているだけでは、手前で挫折したり、
本番では緊張したり、また、入学後も五月病になったりと、
本来の目的を見失うことがよくあります。
そうではなく真の東大生というのは、入試を単に一つの
ミッションと考えているのです。
自分の将来や使命は入学後に見えてくることが多く、
その時を信じ、また、その時に備えて、今直面している
一つのミッションに全力投球して欲しいと思います。
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※「2008/2009年度版駿台語るシリーズ」から引用。
以下、僕の感想。
雲は綺麗事並べてるだけ。
正しいことを言ってるだけ大島の方が幾分マシかな。
入試をただのミッションと考えるのは全く正しい。
だけど「真の東大生」なんて探したところでどこにも
見当たらないと思うけどね。
勉強が好きなのは結構だけど、「勉強」を盲目的に
信奉するのはやめといたほうがいい。
勉強を好きになれないと悩む必要なんかないよ。
「いい大学に行って、いい会社に入り、いい給料をもらう
為に勉強します」で一向に構わない。
今の日本における大学受験は全くインチキだ。
そして、問題は両方にある。
大学はどこも明瞭なメッセージ性を欠いた
ただののっぺりしたトンネルに過ぎないし、
学生の方はただ「道なりに」進むだけだ。
しかし、実学は福沢諭吉も、ミスタ・アントリーニも
勧めてるし、まあクソの役くらいになら立つ。
というわけでみんなは今のところ、「受験勉強なるもの」でも
テキトーにこなしておけば別段の問題はない。
勉強がんばってね!(はあと