この文章をレポートにして現国のK先生のところに
持っていったのですが、そのあとがきです。
気楽に読んでね
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もともとブログに載せようと思っていた文章なのですが、なんだか思っていたよりも長くなってしまいたぶん誰も読んでくれないだろうと思ったので、先生に読んでもらおうとまとめ直しました。ちょっとこじつけなところもある気がしますが、お手柔らかにお願いします。
あと、今もうひとつ考えていることがありまして、それを最後に書きたいと思います。
ぜひ先生も考えてみてください。(笑)
・ エロゲーは「小説」か?
エロゲーとは、恋愛シュミレーションゲームから、まあなんというか一歩踏み込んだゲームのことです。もちろん18禁でして、残念ながら僕もまだ遊んだことがないので論じるのはおこがましい気もするのですが。
ゲームとはいっても「サウンドノベル」という形式らしく、ほとんどテキストと美少女のイラストで構成されているようです。
ゲームというメディアであるためか、作者が前面に出てくることはあまりないようです。
少し話が脇にそれますが、僕はゲームというメディアを蔑視はしていません。
昔は、読書=勉強、TV=習慣、ゲーム=あそび・・・とメディアによってはじめから色眼鏡で見ていたのですがあるゲームで遊んで、少々意識が変わりました。
そのゲームとはコピーライターの糸井重里が担当した、ニンテンドーのRPG『MOTHER2 ギーグの逆襲』というタイトルです。
この作品は映画『スタンド・バイ・ミー』から大きな影響を受けていて、主人公はアメリカの片田舎にある小さな町「オネット」に住む普通の少年です。(超能力があったりするけど。)そして、ある事件をきっかけにして使い古した木製バットを片手に旅に出る、というストーリーです。
ゲームならではの手法を最大限に活かした作品で、ピコピコ音ながらも味のある音楽、クレヨンで描いたようなドット絵のキャラクターと街、クセのあるセリフを話す住民達、そして戦闘を通して主人公に強く感情移入できます。途中で出会う三人の友達といっしょに、実際に自分が旅をしているような気分を味わうことができます。
旅の終わりで、僕はちょっと目が潤みました。
この作品を通して、ゲームというメディアもメッセージを伝える手段としてときには本や映画にも負けないこともある、と思いました。
話をもとに戻します。
うーん・・・。官能小説は「小説」ですよね?
でも本というアナログなメディアであることも重要なんでしょうか?
エロゲの主人公はやたら女の子にもてるというところは村上春樹の作品に似ている気がしますが・・・。
と、こんな感じで日々悶々と試行錯誤しております。
・・・考えてみますとエロ本って人間しか読まないですよね。やっぱりエロは偉大だ。
これくらいで終わりにします。長々と続けてしまいスミマセン・・・。
おしまい ノシ
参考文献
河合隼雄 村上春樹著『村上春樹、河合隼雄に会いに行く』
伊藤洋一著『日本力‐アジアを引っぱる経済・欧米が憧れる文化!』