大阪地方、昨日と一昨日の雨天時には
比較的暖かいと感じましたが

今日は一転
また厳しい寒さになってしまいました。

雨も嫌ですが、寒いのも嫌ですね・・・


さて、

今日は「銘木辞典」いっときます。


本日の銘木は『ボグ・オーク』

毎度のことながら、正式な樹種名ではありません。



ボグ【Bog】

翻訳すると「沼地」と言うことらしいですが、

そんな沼地に埋もれていたオーク(樫の木類)
と言うことになります。

ヨーロッパでは地殻変動により
何千年も以前に海に沈んでしまった木材が
泥の中から見つかったりするらしいです。

そんな泥の中で組織は炭化し、
色合いもどす黒く変化してしまったオーク材のことを言います。
言わば『木の化石』ですね。


写真は、旧ユーゴスラビアの沼地で見つかった材で
埋まっていた地層から
約5000年前に埋もれた木材だと言われてます。

気の遠くなるような年数が経過している訳ですが

腐りもしないで現存しているのですから
やはり木材の生命力は素晴らしいです。

写真の『ボグ・オーク』は
灰色帯びた茶褐色ですが、

もっと炭に近い真っ黒なものもあります。

英国では、この『ボグ・オーク』を使った
アクセサリーなども多いようですね。


ヨーロッパでは「楢」が多いということなので

一応、「楢」と言うことで、

ブナ科 コナラ属の落葉性の広葉樹の総称

学名は「Quercus」

気乾比重0.7
 

では、また次回まで、さよーなら