今日は妻は仕事で泊まり。
定時に帰宅し、息子がいつ帰ってきてもいいように
カレーを作っておくことにした。
材料はほぼ揃っていたが、ジャガイモだけがない。
まあいいやとイモ抜きのカレーに決定。

作り始めたところで息子から電話。
車で10分ほどのゲーセンまで迎えに来てくれないかと。
時間はまだ19時くらいだった。

やはり息子の行動には友人Aの影響が色濃いようだ。
友人Aがバイトの遠征中なので帰りが早い。
ずっと遠征しててくれないかな。
そんな思いも正直芽生えた。

車中、財布落として金もないのにゲーセンで何してるんだと訊く。
何もしてない、しゃべってるだけと息子。
仲間がやっているのを見ているのだろうか?

息子を迎えに出たついでに近くのスーパーに寄る。
ジャガイモを買うためである。
息子が少し茶色にするから染め粉を買うと言う。
銀髪を引き連れてスーパーへ。

こんな時に限って、多くの知人に合う。
妻のいとこ。息子の幼馴染で年上の女子高生。友人Bの母親。
女子高生は、どうしたのイメチェンと目を丸くする。
私は彼女の耳元で、ぶっ壊れ中とボソッと告げる。
へぇと納得顔で私に目配せする。

子供達が遊ぶ様子を見ながら庭で横になっていた、昔。
当時10才くらいだった彼女が近づいてきて、
目をつぶって口を開けてというので、そうしたところ、
口の中にツバを垂らされたことがある。
そんな事を思い出しながら、彼女も成長したなと思う。

息子が選んだ染め粉は茶というより赤に近い。
それ赤じゃんと言うと、赤茶と無表情で答えた。

自宅に戻り、カレー作りの続きを始める。
息子は疲れたとすぐに部屋と向う。
完成後、息子を呼び、遅めの夕食。
息子はお代わりしてカレーを食べた。

食事中、明日、友人Aが帰ってこれるかなとポツリ。
鍋パーティーに友人Aが来れるか心配しているのである。
本当に友人Aが好きなんだなと思う。

私にとっては鬼門であるが、
息子にとっては掛け替えのない大切な仲間。
友人Aの更生なくして、息子の更生もないように感じる。
逆に友人Aが更に転落すれば、息子も同様に加速するかもしれない。

友人Aの家庭環境は複雑である。
そして今は放任されている。
息子だけでなく、友人Aの魂も救ってあげたい。

いや、全ての転がり行く子供達を救ってあげたい。
ミスチルのタガタメが頭の中に木霊する。

子供らを被害者に、加害者にもせずに
この街で暮らすため、まず何をすべきだろう。
でももしも被害者に、加害者になった時
出来る事と言えば、涙を流し、瞼を腫らし、
祈る他にないのか?