昼過後、息子が染髪を手伝ってくれと言う。

前日かった赤茶の染め粉だ。

黒なら、はい喜んでという感じなのだが、赤茶では乗り気はしない。

それでも渋々手伝う。


染め終わるとやはり茶というより、赤に近い。

本人も目論んでいたよりは赤くなってしまったようだ。

まぁ、いいやと念入りに髪のセッティング。


友人Aはテキヤのバイトの延長で来れなくなったようだ。

鍋の参加者が減ってきたと寂しそうにポツリ。

友人Bを呼ぶことにするとスマフォをいじっていた。


夕方18時頃、息子の部屋に顔を出す。

そろそろ準備した方がいいんじゃないのかと。

部屋では友人B、友人Cと3人でPSPに夢中になっていた。

後30分くらいでもうひとりくると息子。

幼馴染の普通の高校生、友人Zである。


鍋の準備を始める。

予定通り、18時半頃、玄関のチャイムが鳴る。

ドアを開けるとそこには友人Z。

よぉ、久しぶり。大きくなったなぁと声をかける。

ひょろひょろとして、私より背が高い。

照れくさそうに笑いながら息子の部屋へと上がっていった。


鍋のセットを息子の部屋へ運ぶ。

さすがに息子も手伝いに降りてきた。

食器や箸など、人数分揃え、部屋とキッチンを行ったり来たり。

ほどなくして、鍋パーティーは始まった。


妻はまだ帰ってきていない。

私は前日のカレーの残りをちょっとアレンジして、ひとりで夕食を済ませた。


しばらくして息子が降りてきて、おかわりの要求。

肉はたんまり買ってある。

野菜を適度な大きさに切り刻んで皿に盛り、息子の部屋へ。

うどん玉も追加して運ぶ。

予定人数より1人減ったが、それでも食い盛りの子供達。 よく食べる。


21時頃、友人Cが帰宅。

迎えに来た母親からと焼きたてのピザをもらう。

熱々のピザ。 出かける時間に合わせて焼き上げたのだろう。

まだ面識はないが、友人Cへの思いを感じた。


残りの3人と4人でピザを頬張る。

鍋を散々食べた後なのに、まだまだ食べれるようだ。

おいしいピザだった。


21時半、妻が帰宅。

お土産にチョコ買ってきたから顔を出してくると

早々、息子の部屋へ。

まだ食わせるのかと思ったが何も言わない。


22時前、約束通り、散会する様子。

友人Zは素直に帰るようだ。

良かった。 友人Zの母親の安堵する顔が浮かぶ。

しかし、息子はそのまま友人B宅へ行って、泊まるという。


止めたところで聞くはずもない。

明日は早く帰れよと送り出した。


パーティーの最中、何度か足を踏み入れた際、

息子は本当に楽しそうだった。

一度に多くの仲間が集まるのは初めてのこと。

自分のところにも来てほしかったのだろう。


常習化して、溜まり場にされるのは困る。

しかし、たまにであれば歓迎しようと思う。

当店は22時閉店ではあるけれど…。