土曜日は今年最初の忘年会。

妻は仕事で日曜まで戻ってこない。

息子の夕食の準備をして忘年会に出かけた。


集合場所に着くとマイクロバスが待っていた。

会場は隣の市の温泉ホテル。

忘年会はそれなりに盛況で深夜になっても終わらない。

息子に遅くなる旨のメールを送る。

了解とひとことだけの返事が返ってきた。


0時を回っても忘年会は終わらない。

普通の忘年会と思って参加したが1泊の予定だったらしい。

まぁ、たまには逆に立場になるのもいいだろうと思う。

息子はとくに気にもとめていないかもしれないが。


翌日、自宅に戻ったのは11時頃。

息子は洗面所で髪のセッティングをしていた。

ただいまと息子に声をかける。

今帰ったの? 超遅せーと息子、洗面所の鏡越しに言う。


出かけるのか?と訊く。

A子がライブやるから見に来てくれってと息子。

中学の同級生で市内トップの新学校に通っている。

小学生の頃は同じスポーツクラブに通っていた。

一緒に送迎したこともよくある。所謂、幼馴染である。


軽音に入ったのは聞いていた。

夏休みに入ったばかりの頃は一緒に海にもいった。

しかし息子が転落を開始してからは名前を聞かなくなっていた。

友人Zに続き、健全な友達との交流が戻ってきているようにも思える。

そうであれば良い傾向だが、逆に引きずり込むことも心配だ。


16時、息子から電話。 ライブ会場まで送ってくれと言う。

友人B宅につくと、友人Aもいて3人で車に乗り込んきた。

20分ほどで会場に着いた。 入口には友人Zが待っていた。

連日一緒にいる。 友人Zが心配だ。


帰宅と同時に妻からメール。

21時半過ぎに着くから迎えにきてとのこと。

了解の旨、返事を送り、夕食の準備に取り掛かった。


1人で食事をしていると、玄関のチャイム。

玄関を開けると、クロネコヤマト。

ずいぶん前にカタログギフトで息子が頼んだ整理棚が届いた。

頼んだ事すらすっかり忘れていた。

息子は覚えているのだろうか。


20時頃、息子から迎え要請の電話。 タイミングが悪い。

息子達を送迎したら、すぐに妻を迎えにいかなくてならなくなる。

しかし、妻の到着時間までどこかで遊んでろと言うのも憚れる。

しかたなしに待ち合わせ場所の駅まで車を走らせた。


到着すると、友人A、B、Z と4人で車に乗り込んできた。

まだバスがある時間だろと息子に言う。

次のバス9時過ぎだからと息子。

オカンを迎えにまた9時半に来なきゃならないと言うと、

なんだ言ってくれれば、それまで遊んでたのにと返す。


しかしすぐに、ああ、それだと友人Zがやばかったなと言う。

友人Zはいい子だから早く帰んなきゃと。

息子なりに友人Zのことを気遣っていることがうかがえる。

それなりに考えてるんだなと少しホっとした。


真っ先に友人Zを送り届け、友人A、Bもそれぞれ送り届けた。

自宅に戻り、息子の夕食の準備をする。

私も食べかけの食事をかきこむと、妻の迎えに出た。


妻を連れて自宅に戻ると息子はもう部屋に引きあげていた。

階段の下から、妻がお土産買ってきたよと息子に声をかける。

しばらくして、お土産、お土産と言いながら軽やかに下りてきた。

キーホルダーやら湯呑やら、息子の興味をひくとは思えないものが並ぶ。

しかし、旅の土産なんてそんなもんだろう。

食べ物のほうが興味を引いているように見える。


息子に棚が届いたことを告げる。

組み立ててくれないかなという目で私を見る。

今までこの手の事は私が全部やってきた。

ドライバーだけ渡し、自分で組み立てろと突き放した。


30分ほどで組立は終わった。

自分の部屋に持ち込み、配置を決めている。

段ボールに入ったまま梱包も解かれていない教科書。

それを開けて整理すればと声をかけるも返事はない。

しばらくして部屋を覗くと、ヘア油や香水の類が並んでいた。

もちろん、教科書の梱包は解かれていなかった。


先週は1日も学校にもいかなかったから今週は行けよと促す。

先週1回行ったよと息子。

先生とちょっとくっちゃべって帰ってきたという。


まずはそこからなのかもしれない。

家でやるはずもないので、本当はレポートをやってほしいのだが。

今週ももう少し様子を見ていようと思う。

来週になっても動かないようなら、少し煽らなければならない。

背中を押されなくても動けるようになって欲しいのだが。