前日の夜、明日こそは早く行くと言っていた。
翌朝の朝食の儀でも同じ。
天候も冬の当地では珍しく快晴。
気持ちを切り替えてくれることを願う。


昼休み、自宅に戻る。
息子は身支度を終え、出かける直前だった。
比較的おとなしめの服装。
レポートを入れたバッグを背負っている。
もう行くからと息子は入れ替わりに家を出て行った。
いつもよりは早い出発、少し安堵した。


夕方、学校とコンタクト。
息子は学校に行っていない。
心拍数が増える。いったい何を考えているのだろう。
いつもつるんでいる友人Cは来て頑張っていたとのこと。


その後、まったく仕事に集中出来なくなった。
すぐに息子のことを考えてしまう。
仕事を早めに切り上げ、自宅に戻った。


21時過ぎ、息子から迎え要請の電話。
友人B宅にいるらしい。
学校に行かなかったことを知られているとは思っていない様子。


息子を迎えに行き、自宅に戻る。
すぐに晩飯を温め直して、食事の用意をした。
食事の席で、学校の件を切り出す。
何で今日は学校へ行けなくなったんだ?


行かなかったではなく、行けなかった。
息子に逃げ道を用意したつもり。
しかし息子は悪戯を見つかった子供ように黙って俯くだけ。
無言で食事を口に運んでいた。


それ以上は突っ込んだところで返事はないだろう。
黙って、息子の食事が終わるのを見守っていた。


食事が終わると息子はしばらくスマフォをいじっていた。
表情は固く、無言のまま。
しばらくするとそのまま部屋へと上がっていた。


状況はかなり悪い方向へ流れている。
心が折れそうだ。 大声で叫びたい衝動にかられる。
でもまだ諦めたくない。