昨日の朝食の席。

妻が我慢出来ずに息子に言った。

そろそろ学校に行った方がいいんじゃない?

朝は機嫌が悪い、触れない方がいいのにと思う。


しかし、息子の帰宅は連日深夜。

妻は朝の僅かな時間しか顔を合わせる機会がない。

朝を避けていたら、言う機会がないのも解らなくはない。


友人Cと計画してる。 考えてんだから一々言うな。

案の定、半切れ状態になる息子。

そこで会話は途絶えた。


考えているのはいいことだ。

しかし友人Cと…、やはり一人では行動を起こせない。

一人ではなかなか踏み出せない資質は変わっていない。

自分自身で立ち上がれるようになってほしい。

一生、傷を舐めあっているわけにはいかないんだから。

一生、一緒にいるわけにはいかないんだから。


夕方妻から迎えの依頼メール。

帰り道に一緒に買い物をして自宅に戻った。

19時少し前、朝方雨に野ざらしにされていた自転車はなかった。


家に入るとキッチンには昼飯を食べた後がある。

出かけたのは午後かららしい。

息子は腹が減ると自分で何か作って食べる。

一人暮らしを始めるまでほとんど料理をしなかった上の娘達より生活力はある。

しかし片付けはしない。

息子の使った後のキッチンは戦場のようだ。


前夜は食事をしないで寝てしまった。

今日は飯食うのか? とメールで確認。

すぐに "うん" と一言の返信があった。


食後、妻が浴室の掃除を始めた。

念入りに綺麗にして、息子にLINEで呼びかけたようだ。

風呂が冷めないうちに帰っておいで。

メッセージは既読になったが応答は来ないと寂しそう。


0時過ぎまで妻も頑張って待っていたが、諦めて寝室に向かった。

息子の帰宅は深夜1時。

風呂追い炊きしようか?と聞くも、いーや の一言。


親の心、子知らず。

最近、夜は冷え込んでいる。

寒い中、自転車で帰ってくる息子を暖かい風呂に入れてあげたい。

そんな届かない妻の思いが切ない。


食事を温め直し、食卓に並べる。

遅い食事は身体に良くないぞ、もう少し早く帰ってこいよ と声をかける。

ああ とぶっきらぼうな顔が答えた。


食事が終わり、席を立つ。

リビングに行き、放りだしたままだった定期を拾い上げていた。

いよいよ、動こうと考えているのか?

それともただ遊びに行くための準備か?


息子の一挙手一投足に一喜一憂しないようにしている。

これまで何度もぬか喜びを経験してきている。

それでも心の奥には期待してしまう自分がいるのも事実。


ダラダラと遊び暮らしている日々が続いているのも、また辛い。

蛇の生殺し状態。

心がジェットコースターにように上下する。

投げ出されないよう、振り落とされないよう、自分の心にしがみついている。


投げ出されるもんか!

振り落とされるもんか!