前日は朝、起きなかったということで

今朝は少し早めに声をかけ、食卓につかせた。

妻の出勤時間までは多少の余裕がある。


食事中、目を合わさず小さな声で、小遣いがほしいと言う。

妻が私にどれくらいやったらいいかと訊く。

学校もいかずに遊んでるやつに小遣いなどやりたくはない。

かといって、金が無ければ困ったことにもなるだろう。

しかたなく、2000円を渡した。


14時頃、息子からメール。

いつも息子からのメールにはタイトルがない。

普段、こんな時間にメールが来ることはない。

不安な気持ちでメールを開く。


土曜日にA市に仲間と一緒に連れて行ってくれない?

A市は県庁所在地であり、我が県では一番の都会である。


息子が転落を始めた頃、最初の無断外泊時。

友人Aや友人Cに捜索の協力をしてもらったことがある。

その際、彼らにお礼にうまいもんでも食いに連れていくと約束していた。

息子にもいつ行くか決めておけと言っていた。

その約束を持ち出し、うまいもんはいいから、A市に連れてってくれと。


土曜日は午前中、通信制高校のA校に見学に行く予定にしていた。

それを逃すとまた一週間先になってしまう。

その旨を書き添えて、午後からでもいいかと返信。

すぐに、午前中から行きたい、来週じゃダメかと返信が来た。

仲間もそばにいる様子、引き下がる素振りはない。


A校に電話をかけ、土曜日以外でも対応できないか相談してみた。

結果、平日でも対応してもらえることになった。

再度その旨を書き添えて、明日と明後日、どっちがいい? と返信。

少し間をおいて、明日と返事が返ってきた。

早々、A校に連絡を入れ、アポをとった。


サポート校のB校はメール相談を受けつけている。

息子の現状と様子を簡単に記述し、面会のお願いをメールした。

夕方、返事が返ってきていた。

その内容は想像していたものとは違っていた。


基本的に学校に行きたい、勉強がしたいという生徒をサポートしている。

楽して高校を卒業したいとか、そういう考えでは厳しい。

本人にその気がないのであれば、街のゴロツキにでもなるしか道はない。

見学にきたいのであれば、金髪は遠慮してくれ。


ざっとこんな内容だった。 正直、ショックであった。

サポート校というのは学校をスピンアウトした子達の受皿だと思っていた。

学校に行きたい、勉強したいというような子はスピンアウトしないのではないか?

イジメや対人関係で学校に行けなくなった弱者専門なのか?


正直、憤りを感じた。

ゴロツキにでもなるしか道はない。 教育者の使う言葉だとは思えない。

息子はどちらかというとB校に気持ちが傾いているようだった。

どうやって息子に伝えよう。 根は繊細で傷つきやすい。

ありのままを伝えて、世間の目、世間の厳しさを感じてもらうべきか。

息子の気持ちを考えると非常に切ない。


先日、聴いた中森明菜の1/2の神話が頭の中で木霊する。


誰も私 解ってくれない

ちょっと見よりか いい子なのに


しかし、世間の目は見た目に厳しい。