補導員の方から一度話がしたいとのこで、少年センターへ出向いた。


同年輩の女性。

話によるとそれ以前にも二人乗りを注意したことがあり、面識があったらしい。

その時から比べると風貌が変わりましたねと一言。


中学からこれまでの経緯を説明した。

流石に慣れているのか聞き上手である。

あらかた説明した後、「これ、学校にさえ行けていれば何の問題もないですね。」とズバリ一言。

まさにそうだ。 やることさえやっていてくれれば、多少のヤンチャは目をつむる。

なんとかして高校だけは卒業してほしいだけなのだ。


補導時の事を伺うと、

「学校には行っていない。」 「もう辞める。」  「明日、退学届けをもらいに行く。」

などと言っていたらしい。

住所、氏名、年月日、私の連絡先など嘘をつかずに答えている。

この辺りはやはり素直なのである。

それゆえ、これらのセリフも本心の表れなのだろうと思う。

今の学校への復学はもはや絶望的である。


昼に少年センターから電話を受けた後、すぐに妻に連絡しておいた。

どうやら妻は娘たちにもそれを連絡したらしく、上の娘から電話が来た。

電話口の向こうで泣いていた。 心が痛い。


息子だけの父ではない。 私が萎れている場合ではない。

娘達には弟のことなんか忘れて、自分の人生を楽しんでほしい。

二人とも頑張った結果が今なのだから。


昨夜は妻は残業。

当地は大雨だったため、息子は一日出かけずにゴロゴロしていたようだ。

妻と待ち合わせをして3人で外食しようと誘うも、着替えるの面倒だからやだと一言。

結局、息子と二人で先に夕食。

ちょうどサッカーの日本対UAEがやっていたので、テレビ観戦。

こうしていると今までの息子と変わりはない。 金髪を除けば。


明日、担任と話をしに行ってくると突然切り出した。

頭はどうするのかと聞くと、スプレーで誤魔化すとのこと。

つまり継続して行くわけではなく、その日限りという意思表示。

いよいよ担任に退学する旨を伝えに行くのかもしれない。

その場で決着することもないだろう。

とりあえず、担任との面談の結果を見守ることにする。


今の学校は私たちが悪友と離したいがために、結果的に息子に押しつけてしまった高校。

今となってはそれが過ちだったことは解っている。

なので、次のステップは息子の決断を応援するのが一番だと思っている。

自分で選ばせなければ、また好きで進んだ道じゃないと逃げにつながる。


しかしそれが学校を辞めて、怪しい店でバイトするという決断であった場合、

受け入れるのはかなり辛いだろう。

そうなった時、黙って受け入れられるかどうか、今まだ解らない。

でもそうしなければならないのだろう。