現在、地元の私立高校1年。

中学の頃から勉強嫌いだが、それでも部活はそこそこ頑張っていた。

3年生のクラス替えで運命の出会い。 いわゆる悪仲間との出会いである。

と言っても、個々の子はずば抜けた不良というわけではなく、つるんで行動する仲間である。

類はとも呼ぶ。 おそらく元々、そういう素養があったのだろう。

3年生になり、部活を引退、仲間とつるむ時間が増え、この頃から暗雲の兆しが見え始める。


最初の兆しはオシャレ。

部活から帰ってきても風呂も入らずに寝てしまっていた奴が、

男性用ファッション雑誌などを読み出し、整髪料を使い出し、髪型を決めて、小奇麗にし始める。

しかし、これは悪いことではない。 むしろ不潔な状態より、良いと考えていた。


次の兆しは帰宅時間。 どんどん遅くなり、しまいには外泊をし始める。

ここが一つの転換点で、外泊を許可してしまった私の失敗である。

先方の親とは面識はなかったが、電話で話をして外泊を認めてしまった。

当時は知る由もなかったが、この家庭は放任主義の父子家庭であった。

夜遅くまでひとりなので、寂しさから仲間とつるんでしまうのは至極当然である。

その仲間に息子も入り込んでしまったのである。

そして、ここで更に他校のその手の仲間との出会いをはたし、ダークサイドへの転落は加速する。


勉強に関しては無気力、無関心。 当然、成績も芳しくない。

高校は単願で地元の私立高校へ進学。

本人の希望とはそぐわず、ここでもシコリが残ることになる。


それでも勉強はさておき、中学と同じ運動部に入部し、高校生活をスタートした。

始めはつまらない、つまらないとしか言っていなかったが、

年の近い、良いコーチに恵まれ、少しずつ学校にも慣れ、良い兆しが見えてきた頃に事件は起きた。

慕っていたそのコーチが酒に良い、刑事事件を起こしてしまったのである。

地元の新聞にも載った。もちろん、解雇である。

息子のショックはどれほどだったは計り知れない。

そして、ここを転換点とし、部活も辞め、ついにはダークサイドへ落ち込んでしまったのである。