こんにちは、ひょっこりです。

ふと考えると何故自分はこのブログのメイン商材になるであろうプロ野球のペナントレースが終わったちょうどこのタイミングでブログを始めてしまったのだろうかと自分で自分がわからなくなっているところでありますが、ただこのブログは野球以外も取り上げていくことを主旨に立ち上げたものですから、今回は中日から離れ、他のスポーツイベントについて触れていきたいとおもいます!

ということで、今回の話題は

 

 ラグビーW杯

です。はい、もう話題にも上がらなくなっているぐらい昔のことのように感じますが、一ヶ月ほど前まで行われていたものですからこのくらいは許容範囲でしょうということで笑

 

当方、四年前の日本開催のW杯を機にラグビーを見るようになった典型的なにわかファンでありまして、あまりこの競技に対する知識は深くないのですが、それでもやはりスポーツ愛好家としては夏季オリンピック、サッカーW杯にならぶ世界3大スポーツイベントと言われるこの行事を見逃すわけにはいかないですよね。

四年前は高校生でしたが、今は大学生になり時間の融通も聞くようになりましたので決勝トーナメント以降はほぼ全て朝四時ごろに起きてリアタイさせていただきました。

日本代表は残念ながらグループステージ敗退となってしまいましたがそれでも強豪国同士の決勝トーナメントはどの試合も素晴らしかったですね。

その中で、にわかの私が選ぶ今大会ベストゲームは

 

 イングランド対南アフリカの準決勝です。

 

前回大会優勝国の南アフリカと、前回大会準優勝国でありグループステージで日本を破ったイングランドという強豪同士の一戦は最後の最後まで勝負の行方がわからない大激戦でした。

まず前半、優位を取ったのはイングランドでしたね。

なかなかキックがうまくいかない南アフリカとは対照的に、流石のキックの安定感で持ってチームを牽引するのが主将のオーウェン・ファレル。前半だけで4度のPG成功でまずチームにリードをもたらします。

ファレル選手は言わずと知れたスター選手ですがこの選手のキックの精度は本当に憎たらしいほどですよね笑

これをいうと生粋のラグビーファンの皆様には愛想をつかされてしまうかもしれませんしにわかの戯言ぐらいに思ってもらって構いませんが、何を隠そう、私はラグビーはやはりトライこそが醍醐味だと思うんですよね。もちろんキックによる得点を否定するわけではありませんが、ラグビー特有の「ワンフォーオール・オールフォーワン」の精神が見えやすいのがトライだと思います。キックはどうしても個人技に頼っている部分が大きいのでね。

というわけなのでラグビー付きの読者の皆さんならお気づきだと思いますがトライ信者の私からすると伝統的にキックを多用しPGやDGで得点を量産するイングランド代表のラグビーはあまり好きではないんです笑

ただ勝負は得点が多い方が勝者ですから、好き嫌いは置いといて、この試合の前半のイングランド代表の試合運びはおそらく完璧なものだったと思います。お互いノートライで終えるのはまさにイングランドの伝統に則ったプラン通りだと思われますからね。

 

さて対する南アフリカは今大会、若手主体に切り替えながらも随所に強さを見せ上手く世代交代を進めているなという印象をファンに与えていましたがこの試合では前回大会の優勝に貢献したベテランたちがチームを支えていましたね。この日はスタメンで出ていたSOの選手のキックの質が私にもはっきりとわかるぐらい低く前半30分でいきなり交代枠を使いました。そこで出てきたのがポラード選手です。前回大会得点王でキックの精度に定評のある選手です。大会が始まる当初は代表メンバーから外れていましたが、大会途中から代表に合流しました。

このポラード選手が投入されてからはキックの蹴り合いになっても相手に優位をとらせず、ファレル擁するイングランドに対してそれまで大きく後手に回っていた空中戦でひとまず五分五分といった展開に持ち込んでいましたね。

 

その結果、なんとか南アフリカが喰らい付いたと言う感じでスコア12−6のイングランドリードで前半を折り返したわけですが、後半はSHにデクラーク、PRにヌチェを投入した南アフリカが攻勢を強めます。

デクラーク選手の変幻自在のパスワーク、ヌチェ選手のスクラムによって徐々に試合の流れを掴んでいき後半29分、ついにこの試合両チーム通じて初のトライを奪います。それまでイングランドの必死のディフェンスによってなかなかトライが生まれませんでしたがこのトライによって流れが完全に南アフリカへ行きました。

試合終了10分前あたりでここでもヌチェ選手を筆頭としたスクラムによって相手ゴールまで50メートル付近の距離でペナルティーを獲得。PGを狙うのはなかなか難しい距離ですが南アフリカは迷わずショットを選択。

蹴るのはもちろんポラードです。

流石と言うしかありません。

この距離をものともせずにゴールど真ん中に決めついに逆転。

そして最後はイングランド代表の猛攻を凌いで

 16−15で南アフリカが勝利しました。

 

 

いやーこの前述のベテラン3人は本当に見事でした。やはり勝ち上がる上で、ベテランの力は欠かせませんね。若い選手には若い選手の魅力がありますが、大舞台で最後に試合を決めるのはベテランのスター選手だと思います。その後行われた、オールブラックスとの決勝戦では、ポラード、デクラークをスタメンフル出場させ南アフリカが見事連覇を成し遂げました。おめでとうございます!