1月3日は六甲全山4分割縦走の3日目(新神戸駅~六甲記念碑台)です。
正月3ヶ日とあって参加者は私のみですが、出かけました。
1日、2日は荒れた日でしたが、この日は風や雪も収まっていました。
ところが、これまでの降雪で摩耶山へのハイキング道には2~3センチ、その後のドライブウェイ沿いには4~5センチの積雪がありました。
それでもなんとか踏破しました。
9:00、新神戸駅に参加者がいないことを確認の上出発します。
布引滝道を上りました。
水量はかなりあります。雌滝、雄滝ともごうごうと流れています。
地道には端のほうにうっすらと、山の方を見やると木々の枝に雪をかぶっています。
途中、電車から六甲山系を見たとき雪の様相は感じられなかったのですが、いざ山に入ると、雪が残っているのです。
ああこれは、登山用2本ストックを持ってくるのだったと後悔してもあとの祭りです。
布引ダムに上るのに石段横の鉄柵につかまりながら上りました。
ダム湖は静かな山々に囲まれ、大量の水を湛えています。
この時期に訪れたことはなく、またハイキングの人も5~6人でしたので、年明けの山歩きもいいもんだという実感です。
ここからはほぼ平行歩きで市が原です。9:30到着でした。
ここから摩耶山への上りに入るのですが、一人ですので、ヨーロッピアンアルパイン歩きをすることにしてました。
これは日本では山に登るとき、ほぼ1時間歩くと、5分ないし10分程度休憩をとることが多いのです。
ヨーロッパでは通常のコースのアルプスを登るときは一気に2~3時間歩きます。
そこで、摩耶山天狗道コースを上りましたが、摩耶山上に着いたのは11:10、スタートから2時間10分でした。
天狗道は日の当たる所は雪はありませんでしたが、ほぼ雪に覆われていました。
スリップしないか心配でしたが、柔かい雪で、凍結していないので助かりました。平地では絨毯の上を歩いているような感触です。
摩耶山上はロープウェイが動いているので観光客が多くいました。
寒いのでストーブのある山上駅待合室で、昼食をとります。40分ほど食事休憩をして、再び東の六甲記念碑台に向け出発です。
途中アゴニー坂という下りの急坂があります。ここに大量の雪が残っていて難儀しました。
岩につかまりなら、腰を下ろして恐る恐る下ります。
途中からドライブウェイに入りますが、車の通行は山上バスのみで、通行した跡は雪が消えています。
路肩の歩道は雪が一杯です。道路の中央を悠々と歩きました。
再び山に入りサウスロードの樹林帯を抜けると、丁字ヶ辻の表六甲ドライブウェイと山上ドライブウェイの三差路に着きます。
ここのバス停で下りのバス時刻を見ていたら、「本日は表六甲ドライブウェイ凍結のため、運行中止」と案内がありました。
仕方がない、六甲ケーブルで下りるかと、六甲記念碑台を通過しケーブル山上駅に向かいました。
駅到着は13:20。2万8000歩でしたが、この時期、雪上を歩けたこともまたとない経験でした。