淡路ふくろうの郷 施設長 大矢 暹さんインタビュー | きょうされん兵庫支部 全国大会inひょうご 広報のブログ

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2015年きょうされん全国大会in兵庫が開催されるまでをレポートします。

特別分科会「戦争を、災害を語り、聞きそしてつなぐ、権利条約と平和」にレポーターとして参加された 淡路ふくろうの郷 施設長の大矢 暹さんにお話しをうかがいました。





○全国大会もいよいよ大詰めですがここまでの感想をお聞かせ願えますでしょうか。

とにかく大会全体がすごいという印象を受けました。私自身の発達の刺激になることをたくさん頂いたという感じです。仲間のみなさんが役割を担って頑張っておられるのも印象的でした。仲間一人ひとりが変革の主体になっていると感じました。

○今回の特別分科会では戦争について語るということで、ふくろうの郷の利用者さんの体験をお話し頂きました。若い世代のみなさんに向けてメッセージをお願いします。



分科会でお伝えした体験談は、戦争には行かなくてよいと拒否された、学校にもいけなかった方々のお話しです。しかし、被害者であった彼らが国の方針によって軍需工場で働かざるをえない状況に追い込まれると今度は加害者になりました。


彼らが本来ならばなかなか人に話せないような、恥ずかしいともいえるような体験を、葛藤をのりこえて語ってくれるのは若い世代の人たちに伝え、残していきたいからです。


被害者から加害者に、そして今は語り手となり変革の主体となった彼らのお話をぜひ聞いてください、本を呼んでください。そして考えてください。

問題はまだまだ山積みです。安心と平和の時代のために、人々の充実と幸せのために、これからも彼らが貴重な体験談を伝えていくためのお手伝いを私たち職員は続けていきたいと思っています。