日本の諺に「備えあれば憂いなし」というものがあります。


孫子の兵法に「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」というものがあります。


この2つの共通点にあるのは「正しく恐れること」だと思っています。


地震という巨大な災害を引き起こすものに対ししっかりと対策をとっておくこと。


地震とは何か、何が危ないか、その時の自分の精神状態はどんなものか、しっかりと分析をすること。


これを理解すれば過度に恐れる必要はなくなります。


ガスも水も元を閉めれば止まるように


物が落ちるなら予め床に置けばこれ以上落ちることもなし。


大事なのはパニックに陥らないこと。


逆に正常性バイアスに陥らないこと。


正常性バイアスとは、危険な状況下においても自分だけは助かるだろう安全だろうという根拠のない思い込みのこと。


台風の日に海に行ったり、出かけたりすることは正常性バイアスに陥ってます。


東日本大震災の際はこの正常性バイアスに陥って津波に逃げ遅れた人がたくさんいたという情報もあります。


自分を俯瞰して自分を疑うということも大切になってきます。




全国地震動予測地図というものがあります。


政府の地震調査研究本部という組織が数年に一度発表している地震が起きるリスクのある場所を色ごとで表してます。


この地図は今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率とのこと。


昨日、宮崎県で起きた地震と今年、元旦に能登半島で起きた地震の場所は0.1〜3%の黄色。


あまり当てにならない、というか結局のところ何も分からないというのが現状なのだと思います。


南海トラフ地震は来るかもしれないし来ないかもしれない。


ならば、正常性バイアスを意識して来るかもしれないと思って過ごす方が良いのです。



事前にしといた方がいいことを共有しておきます。


・各自、付近の避難場所の確認

・避難場所をご親族に共有

・避難後にとる行動をある程度共有


災害時に電話が繋がらないことは大いに考えられます。

またスマホのバッテリー切れも予測できるのでその他の通信手段を持っておく必要もあります。

ご家族の連絡先をメモに書いて財布やスマホカバーに挟んでおくと避難場所の公衆電話でも使用できると思います。

災害時は171で録音再生サービスも利用可能になるとのことです。


171とは?



NHKラジオの災害チャンネルはAM666kHzです。



また後日、LINEで一斉送信する予定ですが、トリミングでは今後もし巨大地震が起きた場合はこのように行動をしていきます。

以下、全文


南海トラフ地震注意報が出ております。

万が一、大型の地震(当院付近で震度5弱を記録した時点)が発生した場合その日のトリミングは全てキャンセル及び中止の措置を取らせていただきます。


ご連絡がつかない可能性も十分に考えれます。当日キャンセル及び連絡なしの場合でもキャンセル料金は発生いたしません。まずはご自身の安全の確保をお願いします。


またトリミングお預かり中、地震に遭遇した場合の措置ですが直ちにトリミングを中断、可能な限りお返し可能な状態に戻しクレート・犬舎等の比較的安全とされる場所にワンちゃんを一時保管いたします。その後、来院中の飼い主様の避難誘導を行います。


災害の規模によりますが津波等の危険がなければ即時お返し可能となりますので、安全確認が済んだ上でお引き取りにお越しください。

中断したトリミングは後日ご予約をお取り直しします。再度、最初からトリミングをさせて頂きます。


よろしくお願い申し上げます。