ご無沙汰しております。
技術部の片山です。

世間はコロナ一色ですね。
アフリカではバッタの来襲による食糧危機があり、今度は中国にまで到達するとか。
恐ろしい世の中ですね。ワタシ的にはこっちのほうが怖い気がします。
虫が嫌いなので。
ただ、自分で調べず情報のみを鵜呑みにして騒ぎ過ぎるのはよくありません。
冷静な対応で、乗り切っていく必要があります。
コロナにしても感染者は犯人ではありません。犯人探しのように誰が感染したか探さないように。
倫理ある行動を心掛けたいと思います。

この「倫理」という言葉
昨年の11月によく口に出しておりました。
技術士の口頭試験のためです。
公益確保の責務、持続性の確保、有能性の重視・・・
もう40代のおっさんには似つかわしくない渋谷のホテルで、一人鏡の前で練習しながら口頭試験を受けてきました。
口頭試験の会場は独特の緊張感で、控室では多くの受験生がブツブツと下を向いたりして喋っています。
そんな受験生の皆さんが私には賢く見えます。
自分の順番が近づくと、指定された部屋の前の椅子に座ります。
廊下にはそんな人が数人静かに座っていて、異様な光景です。
口頭試験の本番では、想定した質問や想定外の質問もあり焦りながらもなんとか終えることができました。

技術士の試験は、申込みが4月にあり、筆記試験が7月、筆記合格が10月、
そして口頭試験が12月から翌年の1月にあり、最終的に3月上旬に結果が発表されます。
丸一年もかけて行う長い長い試験です。
特に口頭試験を終えて東京から戻った夜から、先週まで長かったです。
そう。やっと先週 3/6 に合格発表がありました。
前夜から緊張しました。しかし、意外とよく眠れて早朝5時に目が覚めるあたり意外と落ち着いていたのかもしれません。
緊張の5:50。
技術士会のHPをみると、二次試験合格発表の文字が。
クリックすると、合格者番号の一覧表が開きます。
ゆっくりと下げていくと、建設部門がみえてきます。
さらに受験科目の河川、砂防及び海岸・海洋の合格番号が・・・
どきどき・・・

 

 

 

 


あっ 

 

あった・・・

 

 

結果は、合格してました。
嬉しいというよりも、ホッとしたという方が強いかもしれません。


 

 

そして、今日は3.11
ちょっと時間はオーバーしてしまいましたが、午後3時前に黙祷致しました。
今もまだ震災の傷は完全に癒えておりません。
震災のお話を聞くたびに心が痛みます。
自然災害の恐ろしさ、人間の無力さを嫌というほど見せつけられます。

取得した資格の意味
自分は何を成すべきなのか。

技術士会の倫理綱領の一番最初に、
公衆の利益の優先が書かれています。
公衆の利益の優先・・つまり公益確保。
公益確保とは公衆の安全や健康、そして環境の保全です。

私が取得した河川、砂防及び海岸・海洋部門は、公益確保に対して重要な立場であると考えています。

技術者として何が出来るのかを考えて行動したいと思います。


それでは、失礼します。

 

片山