どーもどーも、但馬支店の三輪です。


いやー、いい天気が続いて、現場仕事は助かりますわー。みたいな景気ええことでも言いたいのですが、さほど現場を抱えているような状況ではない今日この頃、皆様いかがおすごしでしょうか。


本日は社長と宮下参事といっしょに、数ヶ月に一度の但馬一周営業ツアー。

和田山スタートで、養父、豊岡、新温泉とぐるっと回って来ました。


そこでちょっとだけ新温泉の田君川のバイカモを見に「みちくさ」してきました。


丹波市の測量設計屋さん-田君川

バイカモって梅花藻と書くらしいです。なるほど、白い可憐な花が水面や水中に咲いております。

清流にしか生息できない植物らしいです。「かわくさ」でした。

また河床はゴロ石ですが、適度な流速にするためでしょうね。写真のように自然石で等間隔に床固めが施されております。

川には、ゴミひとつ落ちてなく、ほんとうにさわやかで気持ちのよい空間になっていました。


県が河床の整形をした後に、地元の方が葦草なんかに負けないよう保存活動をされているようです。

河川の清掃もまめにしてらっしゃるのでしょう。

16年災害では大変な被害だったようですが、今はこんなにみごとに咲いています。


とかく土木事業は、工事が完成したらそれでおしまいみたいな雰囲気になりがちなのに、ここの住民のみなさんはバイカモを守り育てて、遠方からも見物客がおとずれるようなすばらしい景観を維持してらっしゃることに敬意を表したいと思います。


なんのことないブロック積みの低水護岸に土羽という、ありふれた川なのに、人の手が入ることでこんなにも素敵な空間になるんですね。


土木業界の末端にいる私ですが、道にせよ、川にせよ、ハードの部分を利用し守り育んでいくのは、単に行政の「管理」という発想ではなく、そこに暮らす人々の「他者に誇りうる我が地域の財産(価値)を守る」という視点が重要なんでしょうね。


今日は、なんか「ええもん見させてもろたー」な気分です。ネットでググると8月ぐらいまで咲いているようです。