東北・関東豪雨災害(宮城県大和町)ボランティアバス(9/17~19) | ひょうごボランタリープラザ 【災害関連情報】

東北・関東豪雨災害(宮城県大和町)ボランティアバス(9/17~19)

遅くなりましたが、9月17~19日(活動日=18日)に実施した、

関東・東北豪雨被災地支援ボランティアバスについて、ご報告します。



1 出発



活動場所:宮城県黒川郡大和(たいわ)町

メンバー:20名(スタッフ含む) 男性17名 女性3名 10代~70代


①東日本大震災で兵庫県がカウンターパートとして

宮城県を支援した経緯を踏まえ、

②今回の水害でも、9月14日(月)に先遣調査を実施した

結果を踏まえ、

大和町への支援を行うこととなりました。


実は、出発時点で、宮城県大和町の翌日の天気が

雨という予想であり、どのような活動がてきるのか、

スタッフは不安を抱えながら出発したのであります。


2 受け入れ

翌朝、災害ボランティアセンターに到着。

大和町社協 門伝(もんでん)事務局長から説明をいただきました。

午前中は、舞野地区の集会所と文化センターの

2カ所に分かれて活動することとなりました。


大和町社協は、職員が少ないなか、他の社協等の応援のもと、

丁寧にボランティアを受け入れてくださいました。

ありがとうございました。


3 午前中の活動


     



写真は、舞野文化センターでの活動です。

公共施設でのボランティアも、被災された皆さんの日常を

取り戻すために欠かすことのできないものだと思います。


4 午後の活動

(1) 事業所


    

事業所と、個人宅の2班に分かれて活動しました。

事業所には夥しい土砂が堆積していました。

宮崎県からボランティアに駆けつけた皆さんとともに奮闘し、

かなりの土砂を除去することができました。

この事業所に入ったことも、地域の皆さんの日常を取り戻す

ために、大きな意味があったと考えています。


(2) 個人宅





落合舞野地区では、倉庫の泥出しを行いました。

この地区で、自宅が浸水したのは約70年ぶりとのこと。

「ボランティアに入ってもらって、片付けが早くすみました。」

と大変喜んでいただきました。

3名+スタッフ+現地で出会ったボランティア(兵庫県の方)で

手際良く作業を進めました。

繰り返しになりますが、被災された方の日常を取り戻すために、

阪神・淡路大震災やその後の県内豪雨災害等で助けていただいた

感謝の心とともに、災害ボランティアバスは続いています。



5 雑 感

今回は、現地との調整の結果、活動日が1日となりました。

参加された皆さんから、「もっと長く活動したかった」

という声を多くいただきましたが、ご容赦ください。


翌日は、1日移動に充てました。

宮城県から兵庫県は、バスで行くと遠いですね~。実感しました。

約13時間、今回の往路も含め、いつもは寝ている間に着くので、

それほど遠さを感じないのですが、起きていると本当に遠いです…。

この長距離を安全に運行していただいているバスの運転手さんに、

改めて感謝を申し上げたいと思います。

これからもよろしくお願いします。


この記事執筆時点(9月28日)で、大和町では

基本的には地元の方が対象ですが、災害ボランティアセンターを継続しておられます。

※ 27年9月30日 災害ボランティアセンターの運営を終了されたとのことです。

1日も早い復旧を願っています。


今回の関東・東北豪雨災害には、息の長い支援が必要になる

と考えています。次の支援をどうするかについて、種々調整しておりますが、

県民の皆さんの「被災地の役に立ちたい」という思いを大切に、

対応していきたいと考えております。どうぞよろしくお願いします。