噛み犬と接する時の鉄則
まず、噛むシチュエーションを作らない

ノアのお世話をする時は
ノアに威圧感を与えないように
無用な刺激をしない
興奮している時はお世話を止める
等、細心の注意を払いました。




幸いにも景色が変わるのが良いのか
小さなゲージに移るのは大好きで
ゲージを開けるとトコトコと
一人で入っていくのです。

ゲージの掃除や病院には
その手を使う事で
お世話が楽になりました。


そんなある日、油断をした時に、
右の親指の爪の付け根の
あたりをガッツリ噛まれました。
チワワの小さな牙が深く入り、
感染を起こして、
しばらく排膿が止まりませんでした。
今でも、伸びた爪に線が入ります。

それでも、少しずつ少しずつ
ノアは私と相方は
危害を加えることはない人間だという事を、
認識するようになりました。





威嚇行動を我慢するようになり
噛みつくことも躊躇するような
様子が見られました。

甘えたい気分になると
キュンキュン甘えた声を出し
頭を撫でさせるまでになりました。
ここまでに半年かかりました。

しかし、突然攻撃モードになるので
撫でている時も気は抜けません。
攻撃モードのスイッチが
どこにあるのか
これが、ノアとの関係を前進させる
鍵なのかもしれません。

そんな事を考えながら、
ノアと接していた10/6の夜のことです。
健康状態に大きな問題はないと思っていた
ノアが急変したのでした。


              つづく