２年前の夏に福岡市のセンターよりやって来たミニチュアダックスの女の子。
目（光の入り具合によって）が緑色で緑内障かもしれないからとセンター譲渡犬から外れ、処分対象になった子。全く見えないわけではなく、暗いところでは見え難いらしいと、主治医に伝えたら目に強い病院を紹介してくれた。そこでの診断は先天性網膜萎縮症。
ほかにも膝蓋骨脱臼グレードⅢもある。
悪徳ブリーダーの乱繁殖により生まれた子なのか、一般家庭の安易な交配による結果なのか…。
メルさんはそんなことは全く気にすることもなく、毎日気ままに過ごしている。目は完全に失明したけど、家の中の家具の位置は把握しているので、自由に動き回るし、素晴らしいのがトイレが完璧❗️
早くは歩けないけど、トコトコ歩きであればお散歩もできる。膝の痛みはあまりなさそう。
このメルさん、性格も一癖あった。嫌なことをされると唸る、噛む。服を着るのは嫌いじゃないけど、服を着るために動きを止められたり、身体を勝手に動かされるのが嫌みたいでムキッ歯する。時間がかかりすぎると噛む。脱ぐのはさらに嫌い。耳掃除は始めから戦闘モード。今だに口輪必須。フードに対する執着もあり、食事中に身体に触れようものなら烈火のごとく怒る。
しかし、メルさん。実はとっても甘えん坊。常に人の膝に乗ってるし、抱っこしていれば一時間でも二時間でもそのまま抱かれている。そして、人と一緒にベッドで寝るのは必ずらしい。先に寝ていればいいのに、人がベッドには行くまではわんこ用のベッドで待機して、人がベッドに行くとおもむろにベッドにやってくる。本当に目が見えないの❓と思うくらい。
あ、人と犬が一緒のベッドに寝るのはダメだって言うしつけ本はあるけど、私は一緒に寝るべき❗️と主張する派。人との信頼関係が格段に早く良くなるし、お互いの気持ちがよくわかるようになる。メルは一緒に寝るようになってから、かなりの事を許容できるようになった。嫌だな～と思うと唸るけど、歯を当てなくなった。一緒に暮らしていて困ることはありません。
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