イギリス映画「逢いびき」(1945年 原作ノエル・カワード、監督ディビッド・リーン)は、互いに配偶者を持つ身でありながら、道ならぬ恋に 惑う中年男女の出会いと別れを描いた恋愛映画の名作。


ロバート・クラスカーによる撮影 カメラは、様々な構図を駆使、セルゲイ・ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番は 全編の場面、カット、雰囲気を醸成、効果を出していた。


原題「Briefe Encounter」は、「短い出逢い」と訳したらよいのだろう、、、邦題の「逢いびき」より しっくり来、適正だ。平凡な主婦を演じたセリア・ジョンソン、開業医師役のトレバー・ハワードの好演も 共にすてがたい。