灯火親しむべし、読書の秋。

志賀直哉全集 から「暗夜行路」(岩波書店)を再読スル。過去、何度も読み返しているが、読むたびに新たな発見がある。前編の1〜2後編の3〜4、終盤に向かうほどいい。

城山三郎「彼も人の子ナポレオン 統率者の内側」(講談社)。神の子、人の子、時代の子と呼ばれた、ナポレオンの素顔にせまる人物評伝。

中野好夫訳「チャップリン自伝 」上下巻(新潮文庫)。極貧の幼年時代、両親の事、やがて映画人としての成功と栄光の日日。下巻には、さまざまな著名人が登場。俳優、監督、演出家、批評家、音楽家、指揮者、舞踊家、科学者、政治家、ジャーナリスト、画家、詩人、作家、、、

併せて、英映画「チャーリー」(監督リチャードアッテンボロー、1993年)を観る。


三浦雄一郎「歩き続ける力」(双葉社)。「65歳から始める健康法」(致知出版社)。三浦雄一郎 三浦豪太「年寄り半日仕事のすすめ」(廣済堂出版)。目標に向かって邁進する三浦さんの生き方は素晴らしい。

沢木耕太郎「旅する力 深夜特急ノート」(新潮文庫)。「旅の窓」(幻冬舎)。「一号線を北上せよ」(講談社)。スペインのマラガの「記憶の樽」や檀一雄を追った「鬼火」。ポルトガルもいいなぁ、、、旅の愉しさと醍醐味。

向田邦子「向田邦子全対談」(文春文庫)。向田さんが亡くなって、はや40年近い月日が経つ。座談相手の名士たち、既に鬼籍に入られた人も、、、偶然にも、ちょうどグラフィックデザイナーの和田誠さんのページに来た時、和田さん本人の訃報の報せを聞く。・・・人生、無常を感じる。


松本清張短編時代小説選「夜の足音」(角川文庫)。噂始末・三人の留守居役・破談変異・廃物・背伸び。どの短編も絶妙の斬れ味。

「美味しんぼ」(小学館)56〜60巻。


新涼灯火、秋の読書。