by player=バイ-プレイヤーという和製英語がある。脇役とか助演という意として、使われている。この個性豊かなバイ-プレイヤーによって映画や芝居は、面白くなり、その作品や舞台は より厚みを増す。

ある一日、DVDで監督ルイスマイルストン主演ゲーリークーパー「将軍暁に死す」(1936年)という古い映画を観ていた。エイキムタミロフという俳優、かって同じくゲーリークーパー主演「誰がために鐘は鳴る」(1943年)監督サムウッドで、凄みの演技をみせたコワモテだ。

仏英の名優、ルイジュベーやチャールズロートン、米国のジョゼフワイズマンやエドワードGロビンソンといった主役を食ってしまう強烈な個性をもった名優たち、「ベンガルの槍騎兵」(1935年)のフランチョット トーン、エリッヒ フォン シュトロハイム、エドモンドオブライエン、ワードボンド、ジョージラフト、バンヘフリン、ピーターローレ、カールマルデン、ドナルドクリスプ 、リーJコッブ、アーサーケネディ等、次から次へ俳優の顔と名前が浮かんでくる。

「カサブランカ」(1942年)で人情味あふれる警察署長を演じたクロードレインズ、「ローマの休日」(1953年)ユーモアあふれる髭の名カメラマンを軽妙に演じたエディ アルバート、その他、ピーターユスティノフ、存在そのものが飄飄としていたウォルターブレナン、、、古くはアドルフ マンジュウ そうそうライオネル バリモアもいいなぁ、、、

又、女性の名脇役がいる。セルマリッターやエルザランチェスター、フローラロブソン、、、ヒッチコックの「レベッカ」(1940年)のジュディスアンダーソンなども、忘れ得ぬ名脇役女優である。

随分、以前、ミナミの欧風料理 重亭にてバーグランチをもぐもぐした。ここでもバイプレイヤーが主役を 引き立てている、、、