「急変の可能性は常にある状態です」
毎回もらう病状に関する説明書に、必ず書かれていた言葉です。
下痢の量の多さ。何が原因かを探るために、薬を出来るだけシンプルにして様子を見たり、抗生剤をかえたり、本当に色々やっていただきました。
原因がわからない中、内科的治療で良くなる事を願って、あらゆる事をやりました。
このノートは、まだちょっと怖くて全部読むことは出来ません。
数値だけなら見れるけど、書いていた日記のようなものは、まだ無理。もしかしたら、一生見ないかもしれない。
本当に辛かった時期。
人間は、忘れることで生きれるんだと思う。
主人は、忘れないでと思うかな。
私は遺された人間の方だから、思うことかもしれないけれど。
けど、辛かった時期は忘れさせて。
一緒にいた思い出が、悲しくて辛いことでうまるのは嫌。幸せだったから悲しいし、楽しかったからさみしいと思ってしまう。
ありがとうの気持ちで過ごせた日は、笑っている自分がいるから、しんどかった時はしまっておきたい。