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きっかけは、朝日新聞読者のための会員制サービスである
アスパラクラブに掲載されているブログ、
「うまい地元の酒が飲みたい」を書いている稲垣えみ子記者が
「私の日本酒バイブル」として紹介されていたからです。
著者の上原 浩さんは、1924年(大正13年)鳥取県生まれ。
広島財務局鑑定部を経て、鳥取県工業試験場に勤務。
定年退職後も、酒類審議会委員、鳥取県酒造組合連合会技術顧問、「蔵元交流会」常任顧問、
日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)最高技術顧問などを兼任。
酒造技術指導の第一人者で、酒造界の生き字引的存在。
三倍増醸全盛の時代から純米酒の復活に尽力してきた。
漫画『夏子の酒』に登場する「上田久先生」の実在モデルとしても有名な方だそうです。
酒は純米、燗ならなおよし――。
本来、米と水だけでつくる日本酒は、これ以上ないほど安全で健康的な食品である。
しかし戦中戦後の緊急避難策として始まったアルコール添加が定着し、
経済効率のみが優先されてきた結果、
「日本酒は悪酔いする、飲むと頭痛がする」といった誤解を生じさせ、今日の危機を迎えた。
我が国固有の文化である日本酒はどうあるべきか。
60年近く、第一線の酒造技術者として酒一筋に生きてきた「酒造界の生き字引」が
本当の日本酒の姿と味わい方を伝える。
初版の発売が、2002年12月20日。
上原 浩さんは2006年5月1日に亡くなられたそうです。
私が日本酒を本格的に呑み出したのが2006年からです。
まだ、最後まで読んでいませんが、上原さんの主張にどんどん引き込まれていきます。
もっと、早くに出会いたかった本です。
澤の花 純米吟醸 中取り
産地 : 長野県
蔵元 : 伴野酒造㈱
種類 : 純米吟醸酒
容量 : 1,800ml
購入価格 : 3,150円
使用米 : 雄町100%
使用酵母 : 9号系
精米歩合 : 麹米55% 掛米55%
日本酒度 : ―
酸度 : ―
アミノ酸度 : ―
アルコール度 : 16度以上17度未満
瓶詰 : 2011.10
杜氏 : ―
雑味を一切感じない、非常に綺麗で透き通っており
穏やかな香り、優しい含み香を持ちます。
通年販売になったようです。
雄町を100%使用し、精米歩合は55%、
9号系酵母を使用した、贅沢な造り。
素直に旨いと感じる、ストレスなく呑める、良くできたお酒です。
冷酒、燗、共に安心して楽しめる、レベルの大変高いお酒だと思います。