9月4日(日)の20時頃、自宅を出て四日市の事務所に向かいます。
9月5日(月)の朝8時30分には熊野市役所に到着するためです。
仕事で台風12号の被害による支援活動に向かうためです。
事務所に到着後、道路状況などの情報収集を行い出発準備、
少し仮眠をとり、9月5日の2時に緊急車両で四日市を出発です。
高速道路も鈴鹿-亀山辺りで通行止め、松阪以南も通行止めの状況です。
そのため、国道23号を津まで走り、津インターから高速道路に。
松阪以南が開通している可能性に期待していたけど、まだ通行止め。
松阪インターで降りて、国道42号へ向かいます。
国道42号は、尾鷲と熊野の間にある矢ノ川峠手前で一般車両は交通規制がかかり渋滞。
この先、国道42号も土砂崩れで通行止めとなっているとのこと。
こちらは、緊急車両で行っていたので、パトライトを回して渋滞の先頭に。
事情を説明し、規制地点を通過。
国道42号は通行できないので、途中から横道に。
県道70号、国道311号を通って熊野市に入るルートを選択。
国道311号も通行止めの規制がかかっているが、緊急車両は通してもらえる。
国道311号は途中、6か所ほど土砂崩れをしていたが、何とか車は通行可能。
車は、無事、熊野市役所に到着。
到着時刻は6時30分。
四日市から、4時間30分で到着。
早速、市役所の職員と打ち合わせ、支援活動を開始。
活動内容は、水道が断水しているので、給水車による応急給水支援。
最初は、市が決めた給水拠点で給水活動を実施。
給水拠点に水を取りに来られる方達からは、随分ありがたがられた。
「昨日は2時間待ちやった」との話も聞いた。
私たちの持って行った給水車は、給水能力が高く、
5分も待たせることなく、給水出来たのではないかと思う。
一緒に活動している市役所の職員の方に家の状況を聞くと、
床下浸水で済んだ、でも車はダメになった、と。
そんな状況でも、仕事に出てこられている職員の方々には頭が下がる。
その内、水道も徐々にではあるが復旧してきたことから
市内を移動し、まだ水道が復旧していないところで給水活動を続ける。
こちらでも、また大変ありがたがられた。
今までは、遠くに水を取りに行かなければならなかったのが
こんな近くまで来てくれて助かる、と。
お年寄りが多い地域でもある。
お年寄りには、水運びは大変だろうと改めて思う。
四日市からきていると話をしたら、ジュースやお茶等飲み物を頂くことも多々。
皆さん困っているときなのに、ありがたいと言うか申し訳ない。
私たちの班は、9月5日~7日までの3日間活動をし、次の班に引き継いだ。
最後に、市の職員の方に体に注意するよう声をかけて熊野を後にした。
水道の復旧には、まだまだ時間がかかると思う。
水を取りに来られる方たちは、改めて水道のありがたさがわかったと、口々に仰ってみえた。
私の職場では、要請が続く限り支援活動を行う体制である。